パワーストーンについて誤解がないように書きたいと思います。パワーストーンは石の一つ一つに顔があるというかエネルギーを持っています。

 

 

スピリチュアルジプシーだった頃、私はパワーストーンにもハマっていました。でも、石屋が作ってくれる定番の伸びるテグスで身につけるタイプのブレスレットが仏教の数珠みたいで普段使いはちょっと…と気に入らなくて、自分で石を買って作っていました。minneにも出品したことがありましたが、全く売れませんでした。minneのシステムが合わなくて閲覧数が伸びず埋もれてしまうのと、同じような手段で売ろうとするライバルがあまりにも多くて出品者の飽和状態だったこともあります。

 

お蔵入りになったかつての作品を紹介します。

 

ガラスビーズとパワーストーンを組み合わせてお洒落な感じにしました。使用したパワーストーンはインカローズ、ローズクォーツ、ルチルクォーツ、アクアマリン、ピンクコーラル、カーネリアンです。スピリチュアル的な意味で置き換えれば、まさに女性の依存心の具現化です。

 

 

続いて2つ目、こちらは伸びるテグスのタイプですね。こちらもガラスビーズとパワーストーンです。タイガーアイ、ラピスラズリ、翡翠を使っています。

何故この石を選んだのかは、この組み合わせならギャンブル運が上がって宝くじが当たる確率が上がると思っていたからです。

 

 

続いて3つ目、こちらもガラスビーズとパワーストーンの組み合わせです。使用したパワーストーンはムーンストーンとマザーオブパールです。

こちらは、おしゃれ用で安価で売るために選びました。

 

 

当時はこんな前提で作っていましたが、今の私は完全に違う自分になれて石に依存することもなくなったので石も認めてくれて、エネルギーを発してくれるようになりました。石それぞれの鉱物としてのとても純粋なエネルギーを感じています。

 

それはスピリチュアルな意味でのエネルギーではありません。ローズクォーツだから恋愛運だとかタイガーアイだから金運のエネルギーだとかそんな概念は勝手にひとり歩きした概念にすぎないのです。

 

パワーストーンについては、1年半前にTSさんが邪気を感知したらエネルギーを発しないように設定されています。

 

 

パワーストーンが売られている石屋さんは風水やスピリチュアル色が強く、売り場には必ずと言っていい程石の名称とスピリチュアル的な効能がセットで書かれています。

 

 

こんなふうに表記されている時点で、執着・依存のバイアスが入り、購入者は運を上げるために買ってしまいます。ただのアクセサリーだと思って見につける方が難しいです。どうしてそのパワーストーンを選ぶのかそこを突き詰めればわかると思うんですよ。

ただの名称だけなら色が綺麗だからとかそんな理由で選ぶこともできるのでしょうが、このように表記されている時点でダメですね。金運とか恋愛運とかは既に邪気発生源なのでこんなもののために買っても石は決してエネルギーを発することはありません。

執着・依存の前提でパワーストーンを身につけてもただのビーズのアクセサリーなのです。普通に他のアクセサリーを買えばいいのにという話になってきます。

それから、このような表記を出して売っている石屋さんはインチキになるのでただのアクセサリーショップ、ビーズを売っている手芸店になってしまいます。

 

パワーストーンを身につけている方、もう既に石はエネルギーを発していません。インチキ自己肯定する人が身につけてもただのアクセサリーなのです。

ヒーラーや気功師にパワーストーンにパワーを封入してもらったから大丈夫だと言う人もエネルギーを発していません。邪気を与えて石を苦しめるなどもってのほかです。

 

エネルギーを発していない?そんなことない!私のブレスレットは身につけていると石が温かくなるんです。何て言う人がたまにいます。スピリチュアル関係者の言うことを妄信していると、石と波長が合って共鳴したからパワーを発しているものだという発想をしてしまうようです。

 

残念ながら、

 

石が温かくなったように感じるのは、身につけている本人の体温が熱伝導で石に移って温かくなっただけにすぎません。

その熱はパワーでも何でもなくてただの体温です。

 

そういうわけで、一般人がパワーストーンを持つこと自体意味がなくなってしまうのです。エネルギーが出なくてただのアクセサリーなら知らずにつけていても害はないじゃないか、そう思う人もいるかもしれません。

 

ところがマズいことがあります。買って身につけている人の前提です。執着・依存の前提があって石を選び、身につけているので、執着・依存癖がどんどん強くなってしまうのです。そうなるといろんなところでインチキ自己肯定を繰り返し続けてしまうので、周りに承認欲求をぶつけてしまったりとか厄介なことにもなり得ます。

 

持っていても大丈夫な人は、自己受容ができた人や波動を感知できる人に限られてくるのではないでしょうか。

 

石に込められた風水やスピリチュアル的な意味、宝石光線療法の効能といった概念を一切切り離してただ綺麗だから持つとか、観賞用と完全に認識できればいいですが、まず難しいと思います。

石に依存しないで、自立心を育てることが自己受容にとっても大事なので、パワーストーンを持つことに意味はないなと思います。