二元論の思考パターンについて、ややこしいのでまとめていきたいと思います。二元論の善悪のジャッジは常に善であるべきだと考え、善悪のルールで自他を裁き続けてしまいます。この思考パターンというのが一つではなく、二元論、強迫観念、自己否定この三つが必ずセットになってきます。

 

※現在は、承認欲求や比較も加わりました。最新記事を読んでください。

 

要するに、自己否定している自分が見つかると二元論と強迫観念も同時に見つけることができるのです。例えば、失敗してしまった自分を「失敗している私が許せない」と責めているとします。そこから展開すると、成功は良い、失敗は悪いと善悪のジャッジをしていることになります。そして成功しなくてはいけないという強迫観念、反対に失敗してはいけないという強迫観念も存在します。おわかりでしょうか?

自己否定している時、強迫観念に陥っている時、どちらも二元論が元になっています。二元論に乗っ取られるときは、自己否定から始まる場合もありますし、強迫観念から始まっている場合もあります。どちらも、身体の反応としては体が緊張して硬くなっています。そのような時も、失敗した自分が許せないと思っていたんだな、成功しなくてはいけないと思っていたんだな、と受け入れてください。

それでも思考がぐちゃぐちゃと出てくるときは、紙に書き出してみると良いです。納得いくまで紙が真っ黒になってもいいので書いてみるのです。そうやってワンクッションおき、視覚を通して意識に上げることで、あっ、私はこんなことを思っていたんだなと気づき、客観的に見ることができます。

 

そして、自己受容できた場合の意識の向かい方は、失敗した自分を受け入れた後この失敗という出来事を悪いものだとレッテルを貼らず、成長するためのきっかけだと捉えることができるようになります。まさに、失敗は成功のもとともいわれるように切り替えていくことができるのです。