こんにちは。

二元論に偏ってしまうと自己受容ができなくなってしまいます。

白か黒かで判断してしまい、かえって自分自身を傷つけてしまうからです。しかしながら、知らず知らずのうちに思考というのは長年の癖が出来上がっているので注意が必要です。思考というのはトリックだらけでハイジャックされることもあるからです。

 

 

私には、甥っ子が2人いますが、兄から下の甥っ子がつかまり立ちできたという連絡と動画が送られてきました。

その時、少しの間自分の思考が乗っ取られていました。何が起きていたかというと、甥っ子がつかまり立ちできた事実に焦点が行かずこんなことを思っていました。

「自分の子どもがすくすく育っていく様子を両親に報告できているのは幸せなことだな。私は独身で子どももいないから、子どもの話題を提供できない私はダメな奴だな。」と。また兄と比較する悪い癖が出てしまいました。

 

その後、いけないことを考えているなと思って、比較している自分に「比較しちゃダメだダメだ」と言い聞かせていたのですが、途中でマズいことをしていることに気づきました。

自分責めのパターンになっていたのです。私は「比較するのは悪いことだ」「比較しないのは良いことだ」と自分自身をジャッジし比較している自分を受け入れることなく、抑えつけていました。比較し続ける限り苦だと以前の記事にも書いていましたしね。確かにそうなんですけど、そこに二元論の視点が加わってしまうと更に苦しくなってしまいますね…。

 

脳内ではまさにケンカが起きている状態です。知らず知らずのうちに、思考が乗っ取られていました。大切なのは気づくこと。ゆるめてあげるのです。

ここで必要なことは、「私は比較しているんだな」と認めることです。比較していることそのものに白か黒かをつけないで透明のままにしておくのです。言い換えれば、真上から高い視点から眺めている状態、そっと包み込むような感じです。握りしめている状態、凝り固まって力が入っている状態から解放してあげるのです。

 

 

そうすることで脱力していき、感情がフラットに落ち着いてきます。自己受容が板についてきたとはいえ、思考はちょっとの隙をついて乗っ取ってきますので油断はできないですね。

あれ?なんだかおかしいなと必ず違和感が出てきますので、その時は気づくチャンスです。気づいたらその都度受け入れ、軌道修正して自己受容のポジションにもっていきましょう。