オハイオの大学で長女の卒業式② | オハイオ・シンシナティから

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 卒業式の会場へ。

 

 会場へは学生一人につき、ゲスト席は4人まで確保でき、キャンセル待ちリスト(Waiting list)に申し込んでおくと、あと2人分まで席がもらえたようだ。我が家は4人分でよかったが、近所の長女の同級生は余分に2人分もらえたようで、おじいちゃんとおばあちゃんも来ていた。

 

 会場がキャンパスにあるアリーナで、アリーナに入る際のかばんの制限もあり、事前に知らされていた。大人数で入る会場のため、セキュリティ対策

 

 会場に入れる時間より少し遅めに行ったので、4人でそろって座れるのは3階席ぐらいだった。長女がどこに座っているのかなと思ったら、まだ会場には入っていないらしい。

 

 卒業式は3日間、4回に分けて行われ、長女の学部は3つ目で2つの学部が出席。建築学科の学生なのか、卒業式のキャップではなく、代わりにヘルメットをかぶっている学生も。

 

 卒業式が始まる前

 

 

 卒業式では卒業生代表の話も。卒業生に尋ねる形で、「〇〇(建物の名前)で夜2時まで研究室にこもっていた学生はいますか?」とあり、私と子供たちは建物の名前を聞いたとたん、思わず主人の方を見てしまった・・・。というのも、主人のオフィスはその建物にあるため。その建物も何年後かに取り壊しになる。

 

 大学総長の話の後、学部ごとに学生が壇上に上がり、名前が呼ばれ、総長、学部長と握手をして席に戻るのだが、この3つ目の卒業式にも2000人前後の卒業生がいて、握手も早送りを見ているのかと思うほど、早かった。名前が呼ばれるのは、握手の前に学生が自分の名前が書かれたカードをスタッフに渡し、そのカードが名前を読む人に渡されるからで、2人で交互に卒業生の名前を読んでいる。これは難作業だ~。

 

 名前が呼ばれている間、卒業生の後ろの方からビーチボールが飛んで、それを卒業生たちが飛ばしている。私たちは上から見ているので、ボールが飛んでいる様子が分かったが、前を向いて座っている卒業生にとっては、ボールが飛んできた~と驚いたに違いない。どんどん前の方に飛んでいったが、また後ろの方に飛ばされている・・・。式の間にこんなことが起こって許されているのもアメリカの大学らしい、というのか・・・。

 

 私たちの席からは卒業生の姿は小さかったが、長女の席がわかったので、長女が席から立って列に並んだ姿が見えてよかった。無事に檀上に上がり、総長、学部長と握手をして席に戻っていった。

 

 総長の最初のスピーチでは、壇上に最後に上がる学生が紹介されていたので、その学生が握手をされた時には大きな拍手が👏👏。

 

 音楽学部の学生が歌った大学の校歌で締めくくり、閉式のあいさつで卒業式が終了。紙ふぶきが舞うのもアメリカの大学の卒業式らしい。

 

 長女の学生生活はこれで終わり、かどうかは、来週の半ばまでに出る成績次第・・・!?

 

 卒業できていなかった、ということはないが、卒業式に出席=卒業とは限らないのがアメリカの大学。なんせ、期末試験が終わったのは今週で、成績が出ていないクラスがおそらくほとんど。主人もさっきお昼ご飯を食べていた時間にオンラインで成績を提出したばかり。午前中のイベントには主人のクラスを取っていた学生にも偶然出会い、君だけ通ってないよ、と冗談を言っていたぐらい。

 

 単位が取れているか、成績がどれぐらいかは、大学の自分のアカウントから学期中でもわかることなので、長女は心配していないが、取得しないといけない単位数を間違えて卒業できないというケースはたまにあるらしい。

 

 卒業証書はあとで郵送されるので、届いたら卒業した実感はわくのかも・・・。

 

 会場の外に出ると、気温はそんなに低くないものの、風があるからか、体感気温がかなり低い。着ていたものが薄手だったので、肌寒いを通り越して寒い~!

 

 長女がお世話になった教授や、友達の家族とも挨拶をしたり、学部の建物に立ち寄って写真を撮ったり・・・。

 

学部の建物の前で

 

 

 長かった5年間の学生生活は一応(!?)終わり。

 

 ちなみにこれは先日、写真を生業にしている人に撮ってもらった写真。

 

 

そして同じ場所で撮った17年前の写真

 

 

 まだ小さかった頃の長女が17年後にここで卒業する姿は当時はまだ想像できなかったが、見比べるとすっかり大人になった長女。

 

 こうやって子供たちは羽ばたいていくのかな・・・。