トルコの方言? | オハイオ・シンシナティから

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シンシナティ郊外での日々の暮らしを綴っています。

3/22 雷雨 → 晴れ
ネジャーティに、川の読み方で、「かわ」と「がわ」の違いって何だったっけ、と聞かれた。名称が最初に来ると「がわ」になる、と言ったんだけど(正確には連濁)、それはトルコ語にもあって、前の発音によって音がにごるらしい。

例えば、「ケバ」というのは本当は「ケバ(kebap)」なんだけど、前につくことで、「ケバ」が「ケバ」になる。ドネルケバ(Döner Kebabı)というのもそう。

そんな話をしていたら、苗字も自分の村では最初に濁る、というので、そんな話を聞いたのは初めて(と思う)。苗字の最初は「カ(Ka)」の発音なんだけど、村の人は「ガ(Ga)」の発音になるらしい。

方言はない、といつも言っているネジャーティに、「それが方言なんだよ~。」と言ったんだけど、ネジャーティの考えている方言というのは言葉やアクセントが違うものと思っている。でも日本でも同じ音でも発音が微妙に違うので、そういうことがあり得るのだと思う。

一つそれで思い出したのが、大学時代のゼミの合宿で焚き火をしていた時のこと。灰がかなり飛んできたので、「すごい灰ですね。」といったら、ほとんど関東出身のゼミ生がどこにハエが飛んでいるのかと見回し始めた。親が関西出身のゼミ生が、私が「灰」のことを言っていると気がついて、わかってみんなに説明をしてくれた。おそらく関西では意識していないと「イ」とははっきり発音されず、「エ」に近いのだろう。