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「国籍」にあたる言葉が「nationality」か「citizenship」かという話で主人と意見が違っていたので、ここは威信にかけてもと思い、インターネットで調べていた。
「国籍」にあたる言葉が「nationality」か「citizenship」かという話で主人と意見が違っていたので、ここは威信にかけてもと思い、インターネットで調べていた。
サイトの一つで、ワシントンDCにある国際移民研究所のサイトへ。そこにはかつてフロリダで一緒のクラスを取ったことのある、国際移民を研究していたアメリカ人の学生が3,4年前だったか就職していた。しかし彼女の名前はそこにはもうなかった。
彼女はアメリカ人口学会に所属しているはずなので、オンラインの名簿を調べてみると、国土安全保障省の移民統計部署で働いていることがわかった。
最近アメリカ政府は、メキシコとの国境強化を図るという大きい動きがある。外交政策であまりぱっとしないところを、内政問題に人々の目を向けさせ、ここらで一つガンと強いところを見せようという苦肉の策なのか・・・。そうそう、他人の国を攻めてる場合とちゃうやろ、自分の国の国境を守らな、というところなのだろうが。
不法入国者に恩赦を与えて合法にすればいいという簡単な問題ではなく、入国数そのものが多くなっていて、社会福祉も含めて経済的に大きな影響を及ぼすというのはよく言われている。本国への仕送りもかなりの額で、これは個人的な消費に使われるので、経済的に大きな影響なのかどうか意見が分かれるところだが、メキシコは中南米でも最も仕送り額が大きく、去年の中南米全体の500億ドルの仕送りのうち200億ドルがメキシコに送られているらしい。
それから不法で入国して稼げるところというと、一般の人がやりたがらない、でも人手が足りないというような仕事しかないわけで、そういう職種に入り込むのはどこの国でも同じなんだろう。それで不法に入国しておきながら、自分たちもアメリカ経済を支えているんだとおおっぴらにいうところも国民性としては面白いけど。
何の所持品もなく、メキシコから身一つで塀を乗り越えて不法入国しようとしている人たち、それを取り締まる人たち、私のクラスメートのように、政府で移民問題の政策に携わる人たち・・・。
話を元に戻すと、「国籍」にあたる言葉が「nationality」か「citizenship」かという2人の議論は国によって概念が異なる、というところで一応落ち着いたが、日本の場合「nationality」の方がしっくりくる、というの私の意見は変わらない。