「減量して、そこから筋トレで身体を作る」 そう宣言した孝太の勢いが止まらない。

 

最近の孝太は、バイトが終わっても現地の賄い(まかない)には一切手をつけず、真っ直ぐ家に帰ってくる。 毎日ストイックに体重計と向き合っているようで、本人いわく、目標に掲げた「63kg」まであと一息のところまで来ているらしい。 「そんなに短期間でスルスルと減るものなのか?」と、親のこちらが少し心配になるほどのスピード感だ。

食事に関しても、私が用意した作り置きを食べるのではなく、「これからは自分でメニューを考えて作る」と言い出した。主夫としては手出ししたい気持ちをグッと堪え、あえて口を挟まずに静観することにしている。

そして今朝、私が起きてキッチンへ向かうと、そこには何やら調理をした形跡が残されていた。 どうやら夜中か早朝に、自分なりの減量メニュー(おそらく胸肉や蕎麦の類だろう)を自炊したようだ。

朝は相変わらず起こされるのを待っている男が、自分の身体づくりのためなら、夜中に一人でフライパンを振るう。 その執念と行動力に、驚き半分、頼もしさ半分で、そっとキッチンの片付けをする父である。

最近の孝太は、バイトが終わるとどこへも寄り道をせず、真っ直ぐ家に帰ってくる。そして、そこから休む間もなくジムへと向かっているようだ。

 

お風呂上がり、彼は毎日欠かさず体重計に乗っている。

「今、何キロや?」 「65キロ。あと3キロ減量せなあかん」

東京で働く次男(雄祐)ほどの徹底ぶりではないにせよ、今回のボディメイクに対する彼の姿勢は、親から見てもかなり真剣そのものだ。有言実行で、自らを追い込んでいる。

大学の授業にも真面目に通っており、その点でも感心しているのだが……。 ただ、これまでにも度々書いてきたように、朝の弱さだけはいまだに克服できていない。

本人なりに危機感はあるようで、スマホのアラームを何個もセットして自力で起きようと試みてはいるのだが、結局のところ、最後は私の「大声のモーニングコール」に頼ることになる。

体づくりのための自己管理は立派にできているのだから、そのストイックさをほんの少しだけでいいから、朝起きる瞬間にも発揮してほしいと願う父である。

 

ついに食事制限が始まった。「おとうさん、白米は食べない。そばと鶏胸肉、サラダ、豆腐にして」と言われ、

正直かなり面倒だ。けれど、本人も自分で調理を始めているので、ある程度は任せることにした。まずは体重

を63kgまで落とし、それから増量していく計画らしい。現在68㎏で5㎏の減量は結構きついと思う。

 

バイトの賄いも食べないと言う。バイトに行く前にそばを食べて、帰宅時にムネ肉を食べるのだろうか?

一体どんな体型になるのだろうか。少し楽しみでもある。

 

 

「お父さん、俺、減量するわ」

突然、孝太がそんなことを言い出した。 彼の現在の体型は、身長172cmに対して体重67kg。十分に標準体型である。「は?」と思わず声が出てしまった。

 

本人いわく、ただ痩せたいわけではないらしい。一度63kgまで体重を落とした上で、そこから筋トレを追い込み、きれいに筋肉をつけていきたいのだという。プロテインを飲み始めたのも、どうやらこの計画の一環だったようだ。

 

親(そして料理担当)として厄介なのは、「当分の間、バイト先の賄いは食べない」と宣言されたことだ。つまり、家での食事管理が本格化することを意味する。

「お父さん、これからはお蕎麦と納豆、鶏の胸肉をお願い。それと、サラダも毎食用意してな」

次々と細かいリクエストが飛んでくる。 元々が筋肉質な体質なのだ。中学・高校時代は、それこそ羨ましいほどの「シックスパック(腹筋)」を誇っていた。あのがっしりした体型をもう一度取り戻したいのだろう。

 

ただ、彼の食生活には一つツッコミどころがある。昔から甘いお菓子などはそれほど口にしないのだが、とにかくジュースをよく飲むのだ。

「ジュースをやめて、豆乳にしてみたら?」

 

私の最近の成功体験(血圧改善)をもとにアドバイスしてみたが、果たして聞き入れるだろうか。 徹底的な食事制限とトレーニングの先、1ヶ月後に彼がどんな体型に化けているのか、今から少し楽しみにしている。

2日間、ブログをお休みさせていただきました。

 

一昨日、15日の金曜日は、京都洛西ロータリークラブ様からお声がけをいただき、お昼の例会にて「卓話」の講師を務めさせていただきました。

持ち時間は24分。通常、このような短時間の貴重なお話はお断りすることが多いのですが、今回は大変お世話になった先輩からのご依頼ということもあり、「はい、喜んで!」とお引き受けしたのです。

 

しかし、いつもなら80分から90分ほどかけてじっくりとお伝えしている内容を、わずか24分に凝縮するのは至難の業です。単なるあらすじのダイジェストではなく、本当に届けたい芯の部分を削らずに伝える。 「講演時間を延ばしてほしい」というご要望にはいくらでも応えられますが、短くすることのほうが、はるかに事前の熱量と準備を要します。

実は、ここ数日の夜のウォーキング中、歩きながら何度も何度も本番を想定して練習を重ねていました。前夜の練習でようやく「よし、これで行ける」という手応えを掴み、本番へ臨んだのです。

 

いつも通り、登壇する直前までは緊張でお腹が痛くなりました。聴衆の人数が多いか少ないかに関わらず、これはもはや私の身体の条件反射のようになっています。しかし、この心地よい緊張感があってこそ、マイクの前に立った瞬間にスイッチが入るのだとも思っています。

当日は、「人生はドラマ 〜悲しみと共に歩いた先に見えた光〜」をテーマに、24分間の卓話を無事に終えることができました。

 

しかし、一息つく間もなく、終了後はそのまま勤務先へ移動して会議へ。 これから立ち上げる新規事業に向けた、非常に重要な局面の会議です。先ほどまで卓話でフル回転させていた脳を、もう一度別のベクトルで叩き起こさなければなりませんでした。

全ての予定が終了したのは、17時。 その瞬間、身体を襲ったのは「無茶苦茶に疲れた……」という、ずっしりとした疲弊感でした。

 

一つのことに100%集中することは、今でも十分にできます。しかし、一日のうちに重責を担う役割を二つ続けてこなすのは、想像以上にハードなことなのだと、身を以て痛感しました。これもまた、年齢を重ねてきた今の自分のリアルな体力なのかもしれません。

 

その反動がドッと出た結果、完全に集中力が切れてしまった、この2日間でした。 しっかりと英気を養いましたので、また今日から、自分のペースで歩みを進めていきたいと思います。