ブックオフ200円シリーズ最後は
銀星号事件 1937年
「緋色の研究」と同じく、シャーロック・ホームズの映画です。
以下、ビデオパッケージ解説(児玉数夫氏)より
競走馬、『銀星号』消失と馬丁殺人事件に挑むホームズの英知!名優アーサー・ウォントナーの名演技!
アーサー・ウォントナー「ホームズ」の第5回作(1937年)で、製作者ジュリアス・ヘーゲンとの4作目(第3回作のみ、ローランド・V・リー製作担当)。ワトスン役者イアン・フレミングとコンビの4作目(第3回作のみ、イアン・ハンター)。ホームズの仇役モリアティ教授は、リン・ハーディングが『勝利』篇に引き続いて演じている。ウォントナーのホームズ映画も、回を重ねて、ますます油が乗りきってきた感じである。
「銀星号事件」は、先頃、NHK放送のTV「シャーロック・ホームズ」シリーズの一篇にも収録されていたドイルの傑作短篇である。
シャーロック・ホームズに扮する
アーサー・ウォントナー(1875年~1960年)
1937年と、これまた古い映画です。原作を読んでる人なら、パッケージの解説に疑問が生じるでしょうなぜ「銀星号事件」にモリアティ教授が出てくるのか答えは、この映画、「銀星号事件」と「バスカヴィル家の犬」と「空き家の冒険」を混ぜ合わせた創作ストーリーだからですしかし、昨日紹介した「緋色の研究」よりは、かなり良い作品だと思います。それは内容うんぬんより、アーサー・ウォントナーが、ホームズの挿絵画家シドニー・パジットの描くホームズ像にそっくりだからです。
あと、ワトスン役のイアン・フレミングは007の原作者とは別人です(念のため)
この作品、アメリカでは「バスカヴィル家殺人事件」というタイトルだそうです↓
他のアーサー・ウォントナー ホームズシリーズ↓
四つの署名 1932年
シャーロック・ホームズの勝利 1935年