学校が終わって、山手線の車内でボーっと「E君元気にしてるかな?」
と考えていたら、E君から電話が来た。
「来週、電話するね。」から、ちょうど1週間だ。
私の学校が終わる時間を覚えていたのも、びっくり。
「ごめんね、電車の中だから、降りたらかけるね。」と私。
駅に着いて、かけなおした。
彼はいつも優しい。
「余震多いよね。大丈夫だった?」から始まり、
「Cinamonは偉いよ。尊敬してるよ。」
「Cinamonの爪の垢を煎じて飲まなくっちゃ。」とか・・・
私を気分良くさせてくれる。
褒めるのが上手い。褒めすぎだけどね・・・。
だけど、彼はあまり人を易々とは褒めない人なので、
彼に言われると、正直嬉しいし、自信にもなる。
長電話しても、話しが尽きない。
この1週間の話しを聞いていたら、驚くほど行動が同じなので、驚いた!!!
私と彼は興味を持つ事が似ているのだ。
食べることが好きだし、好きなお酒の好みも似てる。
彼は造詣が深くて、知らないことを教えてくれる。
絵画や歌舞伎や能やオペラなど芸術的な事も彼の範疇内のことである。
そんな話しが出来る男の人は、残念ながら今まで他にいなかった。
私の人生の中で、唯一結婚したいと思った人です。
私達2人は本当に縁はあったのだと思う。
なんと出会ったのは4歳の時だ。
二人がちゃんとお互いの存在を知ったのは、それから5年後だったけれど・・・。
育った環境は、ずっと同じだけれど、育った境遇が違いすぎる。
彼は浮世離れした感じのおぼっちゃまだけれど、
私は良い家のお嬢様ではないからね。
大人になってから出会ったのならば、何か変わっていたのかな???