新しい主治医は、前の先生より活発な感じだった
でも、親しみやすい感じだったのでほっとした
今までの経過の確認などを
その新しい主治医と話した
前の主治医から
夫の意識が戻る確率は低く
この後は療養型の病院に転院かと
そう言われた話をしたら
新しい主治医は首をかしげた
まだ若いし
これから回復するかもしれないし
療養型っていうのはどうかな、と
少し、前の主治医とは意見が違うようだった
脳のダメージからみて
回復の見込みはなさそう、という話と
まだ若いから回復の見込みがある、という話は
逆の話で
回復…するのだろうか
医師の話となると、途端に現実味がある
一瞬、わたしは心から嬉しくなった
夫がまた戻ってくるなら
それがいちばんいい
もう借金やお金の話はいい
マンション売ったって
どうだっていい
夫がまた戻ってきてくれるなら
元の生活に戻れるなら!
そう思っただけで涙がでてくる
けれど
発症して1ヶ月後で意識が回復していない
そのことをどう捉えたらいいのか
聞いてみたけれど
なんとも言えない
ということだった
今後の見通しはまだわからない
そう…なんだ
前の主治医のように
何ヶ月でこの状態ならこう
そういう指針はなかった
でも、変わり果てた夫の様子を見ていると
元の夫に戻れるような気がしない
そう思うと、また心は沈み…
そしてお金を考える別の自分が
また姿を表す