知人のご主人 | 夫が借金残して倒れた日から

夫が借金残して倒れた日から

2021年2月、夫は借金を残したまま倒れ、寝たきりとなってしまいました。その後高度障害認定により借金完済。そして2022年6月永眠。いろいろな思いや、生活のこと、お金のこと。忘備録を綴ります



趣味を通じて仲良くさせていただいてる知人
私より少し年上ですが、

温かくて面白くて強くて優しくて
いつも前向きな女性です

夫婦仲がいいのは
会話の中で感じていました

知人も、ご主人が自慢のようでした

知人のお友達が遊びに来たときは
料理を振る舞う

知人が旅行に行くときは
お小遣いをくれる

知人がなにをしても
いつも温かく見守っている感じでした

ヨーロッパによく旅行に行っていたりしたので
それなりの裕福な家庭だとは思っていたのですが

今日、ふと
Facebookに知人と同じ苗字の男性が出てきました

みてみると、やはり
知人のご主人でした

会ったことはなかったのですが

「この人が、彼女のご主人なのか」と
しばらくそのFacebookを見て、驚きました

ビジネスで世界を飛び回り
外国人の著名なSEOたちと一緒に写る画像

仲間たちとゴルフやダイビングに勤しみ

シャンパンで乾杯する姿


ああ、すごいご主人だったのね

こんなすごい方なのに
家で奥様の友達に料理をふるまうとか

稼ぐご主人って
家庭をかえりみず、というイメージだったのですが。。


なんだか

うわーと思いました

すごすぎて
羨ましいという感情も起きません

結婚する相手によって
こんなにも人生が違うのかと

そこは冷静に思いました

同じ街に住む知人

今夜もご主人のために
いいお肉を選び料理をし、豪邸で帰りを待つ

片や、私といえば。。


けれど

強がりではなく
羨ましいという、感情が湧かないのです

街で、私の歳くらいの夫婦が
仲良くどこかへ出かける姿を見ても

羨ましいという感情が湧いてきません

なぜだろう。。。

あまりに自分とかけ離れてる生活だから
同じ土俵で考えられないからでしょうか

それとも私は意外と幸せなのでしょうか
(それはないかな)

もしくは、今、とにかく一生懸命で
よそのご夫婦と自分たちを比べて考える余裕がないからでしょうか

もし、夫が倒れていなかったら

そう想像するときに
あまり幸せな自分は想像できません

夫が倒れていなかったら
借金返済のために、マンションを売り
さて、これからどうやって生きていこうかと

そんな日々で
決して仲良くは過ごせなかったと思います

だからといって

夫ともうこの世では
会話ができず、意思の疎通ができない現実に
たまらなく泣けてくるときがあるのです


仕事帰りの暗い道を買い物袋をさげて帰るとき
ふと、曲がり角に夫が現れたりして。。
そんな風に想像して、そのあとがっくりと肩を落として泣けてくるのです

海外を飛び回る、そんな夫じゃなくていい

借金はほんとに困るけれど
フツーでいいから

フツーの生活を、夫と送りたかったな