近くの年金事務所に電話したら
ガイダンスからコールセンターへと繋がった
まずはここで振り分けるようだ
出たオペレーターが
最初から感じ悪い
子供のような声をした方で
「お忙しいところすみません」と切り出したところからなにやら訝しげな返答
「……はい…?」
「障害年金のことで」
「………は…い……?」
ここは年金のコールセンターではないのか?
なぜ年金の話を…いや、話を切り出したところから
意外そうな声を出すのだろう
別にピザの注文をしたわけではない
けれど、そんな雰囲気なのだ
とても相談しづらい
「夫の障害年金のことで相談をしたい
転院先の入院費に関わることなので金額を知りたい」
その時点で
「ご本人さまですか」
だから、夫の、と言っているのに
「ご本人からかけさせてください
ご本人にしか案内できません」
「本人は意思の疎通ができない状況です」
「それなら、ご本人に委任状を書いてもらってください」
え、だから意思の疎通ができないって言ってるのに
「それならご案内できません」
「それじゃ、障害年金の金額を知りたいときは
どうすればいいんですか?」
「………」
答えられないようで
誰かに聞きに行っている
次に出てきた時に
「障害手帳はありますか?」
「今、申請中です」
「いつ発症ですか?」
「今年の3月です
半年たつので申請してます」
「半年?
障害年金は1年半たたないと申請できませんよ」
「申請したいと言っているのではなくて
年金額が知りたくてお電話したんです
どうやって計算すればわかるのかと思って」
「1年半たってから
お願いします」
「年金の計算方法ってありますよね」
「……ありますけど…」
だんだん悲しくなってきた
なんて不毛なやりとり
「では計算方法だけでいいのでおしえてください」
途端にそのオペレーターははきはきと話し始めた
その内容は私がさっき見た、ホームページに書いてある内容だった
その中の項目がわからなくて電話したのに
オペレーターはホームページを一語一句違わずに
棒読みで読み上げる
確実に、いじわるだ
これはこのオペレーターの人間性の問題だな
わたしは頭にきて「わかりました!詳しくありがとうございます!」とその複雑な内容をわかったふりをした
「この何年までの収入と、それ以降の収入がわかればいいんですね!」
「……それが、わかれば、ですけど…
会社がそこまで教えてくれないと思います」
ほんとにいじわるだなぁ
「わかりますよ、大丈夫です」
そう明るく答えると
「はぁ…そうですか…」
と子供のような声で答える
電話を切ってから
ひとりで泣いた
なんで
なんで、こんなことしてるんだろう
私がなにをしたと言うのだろう