オープン・ウォーター
¥2,625
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<ストーリー>
CG、スタントを一切使わずに鮫の蠢く海での撮影に挑んだリアルなサスペンス・ホラー作品。
バカンスに海を訪れた夫婦に起こった衝撃の体験。360度見渡す限り、岸は見えない。
いつしか周囲には鮫が…。


怖い!
とてつもなく、怖い映画です。
いやもう、絶対スキューバダイビングはしない!!!と心に誓いました。
79分間、という短い時間なのに
見終わった後のこの疲労感は、なんなのでしょう。

他の、映画評論サイトを見てみると
この映画、低予算なため
本当に海で、しかも本物の鮫を使って撮ったんだそうな。

・・・マジですか。

鮫なんて、調教できるのか怪しいし
お腹空いてたり、機嫌悪かったりしたら
がぶっ てやりそうな気がする。

こんなにぐったりなのは、きっと演技じゃなく本物の表情だったからだろう。
あまりの為す術のなさに、絶望感でいっぱいです。

実話を基にして作られているというのも、怖い・・・

勇気のある人にだけお勧めしたい、作品です。

ジェネオン エンタテインメント
暗いところで待ち合わせ プレミアム・エディション


交通事故で視力を失ったミチルは、最愛の父を亡くし、大きな家に1人で住んでいた。
そこへミチルの家の前の駅で起きた殺人事件の容疑者として警察に追われる男アキヒロが
身を隠すために忍び込んで来た。
2人の不思議な共同生活が始まる…。


乙一さんのファンなので
DVDになるのを心待ちにしていた作品。

乙一さんと言えば、「GOTH」などの
ホラー色の強い作品を連想されがちだけど
こういう”切なさ系”も一級品です。

この作品、ミステリーと言えるのだろうけれど
それよりは
2人の間に流れる、静かな静かな空気を、楽しんで欲しい。

原作から受けるイメージを大切に映像化したような、この作品。

「人は誰も、1人じゃ生きられない」

悲しいほどに切ないこのメッセージを
心に刻んでもらえたら・・・と思います。

ただ、少し残念なのは
2人に交流が生まれるまでの過程を
もう少し詳しくして欲しかったこと。

「気づいている」ことを、見ている人たちに確信させるものが
何か欲しかったな。
そうすればもっと
あの場面での「ありがとう」が、生きたような気がします。



ポニーキャニオン
大奥 スタンダード・エディション

時は七代将軍・家継の時代。
大奥総取締・絵島は、将軍の生母・月光院の腹心として慕われていたが
そのために月光院を目の堅きにする、天英院派から嫌われていた。
天英院は、絵島を落としいれ、そこから絵島もろとも月光院を失脚させようと
画策する・・・



私の大好きな、及川光博さんが出演している。ということでチェックした映画。

ドラマとは違い、恋愛色が強かったような。

これ、将軍家継時代の「絵島生島事件」 を元に描かれたもの。
映画では、陰謀色が強かったけれど
これは一説で、一般には風紀粛正事件。

もちろん、「大奥」特有の
女同士のドロドロ争いもあるものの
絵島の初めてで最後の恋が重点に描かれている印象を受けました。

なので。
もう少し、絵島と生島の心の動きを
丁寧に描いて欲しかったな。

なんで、2人が心を通わせ合うようになったのかが、いまいち。
あの結末に持っていくのなら、必要な要素だろうに。

残念です。

どうせなら、TVドラマにして
もっと詳しく、丁寧に作っても良かったような題材でした。