バッハが大好きです。
大学3回生の頃、
特にこれまでバッハが好きだと意識したこともなかったのですが、
ふと、『マタイ受難曲』が聴きたいと思い、なんの知識もまったくなく(誰の演奏が良いとか、どういう内容なのかも知らず!)いわゆるジャケ買いでアーノンクールの『マタイ受難曲』CDを買いました。
そう、この受難曲のなんたるかをまったく知らずにポチッと買ったのです…。
こちら、ジャケ買いのマタイ。
ヒツジさんモコモコ♪と思って買った。 無知のむちむち。
なぜこれがピンと来たのかわかりませんが、
これが、アーノンクールとの出会い。そして、私がバッハにのめり込んでいくきっかけとなりました。
大学卒業後に、ずっと演奏会に通っていた京都バッハ合唱団に入れてもらい、カンタータを歌い始めます。
1年間に約4回の演奏会、1回の演奏会に3~4曲のカンタータを演奏します。 ソプラノ、アルトのお姉様集団や、カンタータもマタイも暗譜で歌う仙人レベルのお兄様に囲まれ、マニアックな練習にウハウハ、指揮のM山先生の解説にホウホウ!と楽しい日々。
実際に『マタイ受難曲』を歌ったときには身体がビリビリしました。
そして大学院ではとうとう『マタイ受難曲』についての修士論文まで書くことに…。
ゼミの先生には「マタイなんて研究しつくされてるわよ。」と言われたのですが、「うんにゃ!これがいいんだ!やるんだ!!」と推し進め、
結果、ソプラノの歌唱法とかなんとかについて書きました。
もうあんまり覚えてないけど…。あはは。
そんな私が、とうとう『マタイ受難曲』のソリストとして舞台に立つ日がやってきました!
O!!!!
M!!!!!!
G!!!!!!!!!
嬉しいやら、怖ろしいやら、いろんな感情がぐるぐるとまわっています。
と、『マタイ受難曲』も歌うのですが、それはまた次回ご案内。
その前に、5月21日(日)は教会カンタータの演奏会です。
「バッハアカデミー関西」教会暦によるカンタータシリーズ第48回
「市参事会員交代式のためのカンタータ」
いつもの大好きなメンバーでのカンタータシリーズ、
関西バッハアカデミーに育ててもらった私のバッハ愛。バッハ観。
71番はものすごく華やかに始まります。唯一バッハが生前に出版された楽譜なんだとか。バッハが23歳くらいの時のカンタータ。
とても素敵な曲です。演奏会が楽しみ。
ぜひ、たくさんの人に聴いてもらいたい曲です♪