乙女の花 | 乃村八千代のうたう猫ブログ

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リヒャルト・シュトラウスの「乙女の花」Op.22

この作品は4つの花がでてくる。

女性を花にたとえた詩はフェリックス・ダーン作。

 

矢車菊、ひなげし、木蔦(キヅタ)、睡蓮

 

矢車菊は青色の花。

青い瞳の清楚なお嬢様。

控えめだけどとてもやさしい心の持ち主。

 

ひなげしは赤橙色の花。

太陽みたいに元気な女の子。

いつも矢車菊をからかっている。

でも男の子に対する免疫はなく、

ちょっかいを出されるとすぐ真っ赤になる。

 

木蔦は薄い黄緑色の目立たない花。

(実際、葉なのか花なのかわからないくらいの花)

とても儚げなひと。

健気で誠実で慎ましやかに初めての愛を一生大事して生きている。

 

睡蓮はちょっと近寄りがたい、でも憧れの乙女。

手足が長くてものすごく美形。(笑)

 

 

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5月4日(木)の演奏会で

「乙女の花」から

矢車菊、ひなげし、木蔦の3曲をうたいます。

 

なかでも木蔦は本当に美しい曲で、

全身全霊をかけてただ1人のひとを愛するという歌。

詩の中に一生に一度しか咲かないとあるけど、本当にそうなんかな。

木蔦の花が一生に一度なのかは知らんけども、

シュトラウスが本当にすばらしい音楽をつけていることはわかる。

初めて木蔦を聴いたときになんと美しい音楽なのか!!!

と大興奮した。

鼻血がでそうなエロス。

常々思ってるけど、音楽にはエロスが無くてはいけない。

シュトラウスの音楽はエロスに満ち溢れている。

どこまでやれるかな。。。