先日テウが何の前触れもなく突然、
「ママ、韓国が日本を侵略したの?」
と聞いてきた
料理をしていた私は、
「どしたん急に?幼稚園で何か習った?」
と尋ねたけど、「んーん」と首をふるテウ。
「友達か誰かに何か言われた?」
の質問にも「んーん」の返答。急に何なんやろ〜と思いつつ、
「韓国は侵略してないよ。ママが知ってる限りでは日本が韓国を侵略したんだよ。ママも詳しくは分からんからテウが学校で習ったら教えて。一緒に勉強するから」
と答えた。正直、日韓の歴史問題には疎いうえ、気にはなるくせに正しく学ぼうという意欲もイマイチ湧かない。かすかな記憶を辿っても自分が学校で習った歴史本には「韓国」はあまり登場していなかったように思う。
「やられた方は忘れない」と言うが、過去アメリカにやられまくった日本のアメリカに対する現代の姿勢を見ていると、韓国がいまだ執拗に日本にこだわり続ける違いは何なんやろうと思う
それはさておき、次にテウは旦那のところに行き、
「アッパ、韓国が日本を侵略したの?」
と聞いた。
答えによっては夫婦喧嘩勃発の危機、旦那が何と答えるのか私は食卓で耳ダンボである
すると旦那は、
「んー、韓国は侵略したことはないよ」
と答えた。フムフム
するとテウは、
「じゃあ何で戦争したの?」
と聞いた。突っ込むやん〜 夫婦喧嘩の危機が迫ってきてる気がする〜
旦那は、
「テウ、アッパとオンマは隣にいるとしょっちゅう喧嘩してるやろ?あれはお互い嫌いなんじゃなくて隣にいたら夫婦でも国でもそれぞれ意見が違うから自然とそうなるねん。今後学校とかでも習うと思うけど、韓国と日本だけじゃなくて隣同士の国はどこでも何かしらモメてることあるねんで」
と答えた。
うん
なかなかナイス。重すぎず、軽すぎず、テウも分かりやすいし夫婦喧嘩も免れた(これ大事)。そして多分事実。
私がいたからそう答えたのか、いなくても同じやったのかは分からんけど、良い答えやなと思った。何よりテウも納得してもうそれ以上その事について聞いてこなかった。
日韓問題については小学校でいずれ習うやろう。でも日本と韓国だけがそうなんじゃない、世界は広くて他にもいろんな問題が山積みやと知ってるのと知らんのとでは大きな差があると思う。
韓国で日本の話題が出ると嫌でも反応してしまう。もう良い加減にせぇと思っていてもどういう内容なのか見てしまう。でもそれに対する世間の反応まで掘り下げると巡り巡って夫婦喧嘩になるのは分かってる。
私たち夫婦の間では日韓問題に関しては適度に無関心でいるのがベストという結論に今のとこ達している。旦那も「日本に関するニュースは詳しくは見ないようにしてる」と言っていた。
私も夫婦間で話題に出さないようにしてるし、万が一出しても絶対に感情的にならず韓国を責める発言や態度は絶対に出さない。相手を尊重してこそ成り立つ対話。それを保てないなら黙ってる方が平和である。
日本のニュースを見ても韓国のニュースを見ても、日韓不仲事件ばかりが目につくのは韓国に住む私の色眼鏡であろう。ただ敏感になってるだけやと思う。テウはテウなりに学び、何かしら感じるやろう。
外交のプロや政治家が解決できない問題を一市民が解決できるわけない。それに対して考えはしても、思い悩む必要はない。イジメなど自分に影響があった場合は対処が必要やけど、自分を大切にしてくれない人とはどんな理由があっても付き合う必要はない。テウにもそれは知っといて欲しい。
日韓夫婦では避けて通れないトピック。今回は旦那のおかげで良い着地ができた。