常々そう思っています。
中間管理職として理想の姿は、上には食って掛かり下を代表して正論をどんどんぶつけ、逆に下に対しては身を挺して外敵、そして上の圧力から守ってあげる人だと固く信じています。
無論云うまでも無い事ですが、矛盾した事を言っているのではありません。目上の人達に対しての礼節はきちんとわきまえねばならぬことは、絶対の必要条件であることは云うまでもありません。
耳障りの良い事ばっかり言うゴマ磨りマンを下に置くのは、テーマでも申し上げましたが立派な犯罪です。
組織というものは、リラックスするなとか休むなとか言う事とまったく別次元で、不真面目な精神的な怠惰などというものは、特に上には上に行くほど絶対に許されるものではありません。この事は命取りに近い結果が待っています。
すぐ下の中間管理職には正義感、勇気、そして間違っている事はどしどし進言する人材を配置しない事には組織は直ぐにでも危機状態に陥る事は目に見えていますし、歴史が証明していると言って良いでしょう。
権力の座が巡って来てその事に酔い痴れて人間を思うように動かすことで自らの権力に陶酔する愚かな輩は、苦しくなると(必ず苦しい状態が必然的に訪れてきます)上手く責任転嫁して自己に追及の手が及ばぬように他の目下の人材に責任を転嫁して逃げますし、またうまく逃げ場を用意しています。酷い場合は上記のゴマ磨りマンを矢面に立たせ潰してしまい、自分は無傷です。
人間を遊戯の道具に見立てるなんて一体何ですか。歴史の逆戻りも甚だしいではありませんか。
公営ギャンブル、外国のカジノの都市、いくらでも人を犠牲にせず遊ぶ方法なんてあります。人間を権力の自覚としてもてあそぶ等、法に触れない犯罪中の犯罪ではありませんか。
最近「ブラック企業追及」の波がようやく叫ばれだしましたが、まったくもっともな事だと思います。
益々ヒューマニズム、「人間を大切に」という事を頑張って進歩させなければと思う毎日です。