前回のブログにも書きましたが、位牌を作る時、連合いの戒名を端に寄せて自分が死んだ時に入れられるように空けておく話をしました。

さて、いざ亡くなった時片方空いている位牌には四十九日にお寺様が魂入れをしています。
魂入れをしたら亡くなった方そのものという考え方がありますので、新しく戒名を入れる時に魂を抜く必要があるのか?

これは地域によって差があるように思います。
私が知る限り東海地方は夫婦位牌にするケースが多く、片方が空いた位牌をお店に持ち込まれる時にはすでに魂を抜いていることがほとんどです。

関東だと夫婦位牌をにするタイミングが東海地方とは違います。関東の場合は先に亡くなった方の位牌は通常通り真ん中に戒名を入れて、連合いが亡くなった時に遺族が夫婦位牌にすることが多いのです。

でも稀に片方が空いた位牌を持ち込んでくるお客様もいらっしゃいますが、魂抜きに関してはあまり気にしていないように思います。

では魂抜きはするべきなのか?
そう言われるとしたほうがいいでしょう。
なぜなら魂の入った位牌は亡くなった方そのものと言う考え方からすれば、魂を抜かないで戒名の加工、それも文字彫りだと身体を刻む意味にも捉えられます。ですので、魂抜きはお寺様でしていただいてから戒名の加工をした方がいいでしょう。