今日も私たちの普段使いのハイエンド景徳鎮胎茶器でリプトンのティーバッグを飲んでいます。

スーパーで売ってるティーバッグは高級茶を飲んでいるマニアには別に垂涎の茶葉ではないかもしれませんが、私達磁器のプロの視点は異なります。

「普通のお茶で全身を感動させられないマテリアルの器が、最高級の茶葉をポテンシャルまで表現しきれるわけがない」

 

これにつきます。なぜ皇帝の窯が古来景徳鎮であったのか、世界のユーザーは良く知っています。

 

スコットランドの茶商、

サー・トーマス・リプトン(1848~1931)の自伝をめくりながらリプトンのティーバッグのポテンシャルに感心し、創業者の哲学が生きていると、関係者の努力に感動中。

鴻海茶器は飲料の解像度高く奥行きがでて茶器マテリアルがお茶のバランスを妨げないうえに、ポテンシャルをひきだすので製造者の意図がおそらく余すところなく発揮されていると思います。

食との相性もとても良いのが分かります。

ボディとかコクとかそういった二元的な感覚ではお茶は測りきれません。全てはバランスの中で成立します。

 

今夜の音楽はロシアの大富豪茶商のお嫁さんをもらってアメリカで大活躍した指揮者の演奏です。財力をもって社会貢献、文化支援、多くの音楽家を助けました。

ソ連は教養人やお金持ちを叩いて追い出して損したんじゃないかな。アメリカが得した。日本も海外永住者が増えてるのが昨今微妙。