「心の状態がポジティブな時と
ネガティブな時とではどちらが好き？」
例えば、このような問い掛けを受けた場合
多くの方が前者を選ばれると思います。
新型コロナウイルスによる影響や
風の時代のスタートに伴って
私たちの意識は大きな変容を遂げてはいるものの
やはり「ネガティブは良くない」という考え方が
未だ根強く残っているからです。
確かに、心がネガティブな状態のときには
気分が落ち込みがちになってしまったり
物事を前向きに捉えることが少々難しくなります。
そして、そのような自分の心の状態を
知らず知らずの内につい責めてしまっては
ますます気持ちの沈んでいく悪循環に繋がります。
頑張り屋さんであったり、責任感が強い方
そして常に完璧主義を求める方は
上記の傾向が顕著となるかもしれません。
私たちの心は、日々揺らぎを続けています
キャンドルの炎のように
ユラユラと左右に揺れている感覚ですね。
揺らがないことの方が不思議だと言えますので
ご自身のお心の揺らぎ（ネガティブな状態）を
決して咎めることなく優しく容認してあげて下さい。
「ポジティブな状態が好ましく
ネガティブな状態はあまり好ましくない」というよりも
フラットな状態を心掛けることがとても大切です。
ポジティブへ過度に偏らない
そして、ネガティブにも大きく偏り過ぎない
どちらか一方だけへフォーカスするのではなく
いつも均衡の取れた状態を意識していくと
気が付けば心穏やかな時間が増えているでしょう。
それでも、激しく揺らいでしまったときには
抵抗せずその揺らぎに心と身体を委ねてあげて下さい。
揺らぎが苦しく感じるようなこともありますが
心身をそっと委ねてあげることによって
見えなかったものが必ず見えてくるはずです。
これは、揺らぎからの貴重なギフトです。