男性レイの心の中には常に葛藤があります。
サイレントへ入る直前は
「彼女を幸せにすることが出来るだろうか」
「自分は彼女に相応しい人間だろうか」との葛藤。
サイレント期間中は
「彼女を忘れたいのに、忘れられない」との葛藤。
そして、再会を果たしたステージにおいては
「彼女へ向かって行きたいのに、行けない」との葛藤。
これらの葛藤が男性レイを大きく苦しめながら
現実的な行動へ移っていくことを阻みます。
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葛藤の本質的な原因としては、男性レイの
自信の在り方が深く関わっているかもしれません。
普段の男性レイは自信に満ち溢れていますが
女性レイのことになると自信を失いがちです。
ですが、このことを決して悟られないよう
女性レイへまるでライオンのように振る舞うでしょう。
そうです、男性レイは自らの弱さを
女性レイに見せたくはないのです。
弱さを隠す為に、サイレントでは冷酷な態度を徹底し
再会後もすぐには素直になれないことから
優しさと冷たさ、対極の姿を演じてみせます。
ひとり、葛藤と戦っているからです。
男性レイは夢にまで描いた愛する女性との再会を
心の底から喜んでいますし、祝福もしていますが
この喜びを素直に表現することは出来ません。
そうです、なかなか言葉にすることが出来ないのです。
言葉には出来ない代わりに
行動で優しさや愛情を示してはくれますが
女性レイが近付いてくると後ずさりをします。
これは、過去の傷が痛み出すからかもしれません。
自分の心を鋭く傷付けた憎い相手（女性レイ）
気持ちを許すと、また傷付けられるかもしれない
再びふたりの関係が悪化するようなことになれば・・
また、サイレントで女性レイへ取り続けてきた
自分の言動の数々もきちんと自覚しています。
感情的になりながら女性レイに怒りをぶつけたり
女性レイの存在自体を排除したりなど。
男性レイは、忘れずに覚えているからこそ
「もしも彼女に拒絶されたら」との恐怖があります。
この恐怖が頑丈な足枷となり
「向かって行きたいのに行けない葛藤」へ揺さぶりを与え
男性レイの能動性を抑制してしまいます。
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男性レイが葛藤を乗り越え、女性レイへの愛に降伏する為
女性レイが現実的に出来ることは何もありません。
「愛への降伏」は男性レイにとっての
最後の課題となりますので
男性が自らの精神力と意思 / 選択で
葛藤や恐怖を乗り越えていく必要があるからです。
男性レイに対して出来ることはありませんが
女性レイは心を常に穏やかな状態へと
保ってあげることが求められてきます。
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葛藤に揺さぶられながら
対極の姿を見せてくる男性レイに動揺すると
男性レイの恐怖心を更に煽ってしまいます。
そして、男性レイが葛藤と戦っているということは
女性レイの中にも何かの葛藤があるかもしれません。
まずはここを、優しく見つめてあげて下さい。
男性レイは自分の葛藤は一先ず脇へ置いてでも
女性レイの心へ手を差し伸べてきてくれます。
差し伸べられた手をしっかりと握り返して
穏やかな笑みを浮かべるだけで
男性レイの心の中の氷は静かに溶けていくはずです。
*手を差し伸べてくる / 手を握り返す は
現実世界ではなく精神世界においてのこととなります
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