目に見える現実的な世界では
チェイサー役の女性レイが男性レイを待ち続けます。
主にランナー役を担う男性レイは
逃げ続ける形を取っているものの
心の中では常に女性レイを待っています。
逃げながらにして、待つ
男性レイの葛藤と苦しみは
女性レイの想像する以上かもしれません。
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強い愛から派生する恐れの感情によって
男性レイの逃避は始まります。
女性レイの存在が
脅威そのものであるサイレント中期まで
男性レイはひたすらに逃げ続けますが
潜在下で女性レイを求める意識は消えません。
求める意識を持ちながらも
逃げるという選択しか見出せない状態です。
女性レイの魂の進化によって
やがては男性レイの魂も引き上げられていき
少しずつ逃げる行為を手放していきます。
男性レイが逃げる行為を手放していくと
ふたりに再会の時がやってきます。
ただ、現実的な行動として逃げることを手放せても
代わりに次は精神的に逃げてしまいます。
この時点での男性レイの能動性は完全には戻っておらず
女性性（受容性）が見え隠れしています。
その為、女性レイからの動きを待ちますが
実際には女性レイを受け入れることが出来ません。
再会の段階では男性レイの中に
まだまだ大きな恐れが残っているからです。
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待ち続けてもふたりの状況は変わらない
自分から動き出さなければ現実は動かない
このことを男性レイ自身が気付かなければなりません。
そして、男性レイを気付きへ導く為に
女性レイは相手へ直接働きかけない姿勢が求められます。
サイレント期において大きく育て上げた
無条件の愛の光を更に輝かせながら
男性レイの能動性を信じるのです。
女性レイの深い愛情が感じられると
男性レイは恐れと決別し
現実を動かす力を取り戻していくでしょう。
男性レイを葛藤と苦しみから救い出せるのは
女性レイの清らかで純粋な愛情だけです。
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