2012夏・北海道まるごと満喫ツアー9~昼なお暗い仮乗降場、黒石平駅跡~ | 未来色スケッチ

2012夏・北海道まるごと満喫ツアー9~昼なお暗い仮乗降場、黒石平駅跡~

第三音更川橋梁のそばにある黒石平覆道を清水沢方面に抜けてすぐのところに注目!

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この時期、草が生い茂っているのでよーく見ないと見落としてしまいそうなところですが、
よくよく観察していると小さな階段を見つけることができます。

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これこそが、士幌線の黒石平駅の跡です。

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とても短いホーム…ではなく、踊り場かな?かろうじてその姿を確認することができます。

付近一帯には糠平ダムに勤める方々が住んでいたそうですが、
住宅の中心地は少し離れた勾配上にあったので、安全性云々を考慮した結果
このホームは下り列車のみが停車する、ちょっと特殊な駅でした。
じゃあ上り列車はどうするのかというと、この駅とは別に少し離れたところに
「電力所前仮乗降場駅」という下り列車専用の乗降場が設置されていたのです。

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現在はこのあたりには住民はおらず、ほとんどが上士幌町中心部へ移転してしまったそうです。

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ホームがあったであろう場所には案内標のようなものもありましたが、
消えかかっていて文字が読めません。
他のブログなどを拝見する限り、駅跡を示す内容が書かれていたようです。

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線路の方角。草は刈られているので整備されているようにも見えますが、
この先は第三音更川橋梁なので、当然ながらその先に進むことはできません。

野生動物の通り道にもなっているようなので、
このあたりを散策したければ熊よけの鈴などを持っていた方がいいと思います。
見ての通り、昼間でも薄暗いので、夕刻にもなれば暗くなって危ないので、
駅跡を見に行かれるなら明るい時間帯がいいと思いますよ。

第三音更川橋梁のすぐ近くに駐車帯がありますので、そこに車を停めて橋を見た後、
歩いて黒石平覆道をくぐり、黒石平駅の跡も見るのがオススメです。
7月ともなると草が伸び放題で藪同然なので駅周辺の散策まではちょっと厳しいですが、
なんでこんなところに!?という秘境感は味わえると思います。

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