2011GW東北の旅4・史跡尾去沢鉱山~めくるめく鉱山ワールド、前編~
大館駅で下車した後は列車旅をいったん中断して、
ツイッターのお友達であるきしのさん と合流しました。
どこに行くというのはあまり決めていなかったので、
適当に温泉でも行こうかなーと思っていたら、なんときしのさんが車でご案内してくださるとのことで!
もう!こんなわたくしめのために仕事のスケジュールまで調整してくださって、
その上車で連れていってくださるなんて、なんとありがたい!!
それなら…行きたい場所が…ゴニョゴニョ…(ノ゚д゚(; ̄Д ̄)
そんなわけで、私のわがままで、廃墟めぐりに連れて行ってもらうことにしました。
最初は「史跡 尾去沢鉱山 」(おさりざわこうざん)です。
あまりにも(私的に)アツい場所だったので、何回かにわけてご紹介したいと思います。
秋田県の鹿角市にあるこの鉱山、廃墟好きの方ならご存知かとは思いますが、
大変悩ましいことに公共交通機関でのアクセスがすこぶる悪くて
(鹿角花輪駅からバスも一応あるにはあるのだけど本数が超少ない)、
到達するのがけっこう難しい観光名所なのです。
ね、本数少ないでしょ。
レンタカー使う人ならそんなに到達困難ではないんですが、
基本的に公共交通機関しか使わない私にとっては、行ってみたいけど
行くなら丸一日使う覚悟じゃないと行けない、そんな場所です。
ここは実際に1978年までは鉱山として稼働しており、銅や金が採掘されていました。
今はその跡地がテーマパークとして開放されているのです。
活躍していた車両も展示されてましたよ。これはディーゼル機関車。
尾去沢鉱山は奈良時代の和銅元年(708年)に発見されたと伝えられていて、
その言い伝えが正しければ、その歴史はなんと1300年を誇るわけです。
鉱山の採掘場跡の施設をまわるマイクロバスのツアーがあるのですが、
私が行った時はすでに受付時間が終了していて、どうしても間に合いませんでした。
なので、外観に関しては遠くから眺めるのみとなりました…
史跡 尾去沢鉱山/産業遺産コース
だんだんと近づく施設を見ながら「ロマン!」「ゲキシブ!」「胸熱!」と
寄生をあげる私に、きしのさんがどう思ったかは知りません…。
い、いや、趣味が近いから少なからず賛同してくれたはず!!(笑)
廃墟好きの方、うずうずしませんか。
私の写真にはそんな力はないかもしれませんが!(゚ε゚)キニシナイ!!
テーマパークとあって、りっぱな入口が設けられています。
私が行った時間に体験できたのは「石切沢通洞坑コース」のみ。
総長1.7kmほどの坑道を歩いて回れる見学コースです。
観覧料金は1000円。最初はちょっとお高いかなぁと思いましたが、
観覧後は「これだけの規模見られて1000円は安い!」って思いましたよ。
鉱太くん…目が笑ってませんが、あちこちの看板から語りかけてきます。
貼り紙を見てなるほどなーと思ったのですが、地震の時も鉱山の中は揺れないのだそうです。
秋田を訪れたのが、東日本大震災が起こって2か月とたたないうちだったので、
「これ地震が来た時どうなるんだろう?」ってふと思ったんですよね。
坑内は強固な岩盤に守られている、っていうことなんでしょうか。
1889年から岩崎家の経営となり、その後の開発は三菱財閥がおこなっていました。
テーマパークに入る前から展示車両にばかり目がいってしまいましたが、
見学時間がなくなってしまうので、そろそろ中に入りましょう。
石切沢通洞坑は土木学会選奨土木遺産や近代化産業遺産にも選ばれている
歴史ある遺構で、尾去沢のあたりは日本の地質百選にも選ばれたことがあります。
鉱物をたくさん含んだ熱水が岩盤に流れ込み、地表近くで固まったものが鉱脈となったそうで、
ここで採れていた主な鉱物は金・銀・銅などを中心とし、
一説では東大寺の大仏や中尊寺にもここの金が使われたといわれていたのだとか。
入口を入るとすぐ、坑内の地肌が見えてきます。
トンネル好きの火がつきますね!これはわくわくする!!
なんかこの感覚は覚えがあるなぁと思ったら、足尾銅山に行った時の事を思い出したのでした。
ここから先、しばらく坑内の写真が続きます。
暗めでわかりにくい写真が多いかもしれませんが、ご容赦ください。
坑道の案内板も全部白飛びしちゃって何がなんだかわかりませんが、
もちろん見学ができるのはほんの一部だけ。
南北に約3km、東西に約2kmという広大な敷地の中に、
江戸時代以前を含めると約800kmもの坑道が広がっていたそうです。
私の大好きなトンネル内分岐もあります。あー駒ヶ滝トンネル行きたい。
(※埼玉県秩父市にある国道140号線の駒ヶ滝隧道には
トンネル内分岐があって、超わくわくするのです。関係ない話ですw)
わかりにくいですが、案内板によると、これが鉱脈の採掘跡だそうです。
900万年前の火成活動で流れ出た鉱液が断層となり、後にりっぱな採掘地となります。
土を掘るのだから地面か、せいぜい壁から掘るのだろうと想像してしまいがちですが、
ここ尾去沢ではシュリンケージ法といって地面からではなく天井に向かって掘削していくという、
もはや神業としかいえないような採掘方法をとっていたというから驚きです。
工夫のみなさん、首痛くならなかったんですかね…
ってずっと上見て作業してたわけじゃないだろうけど。
坑内は全体的に暗くて滑りやすい箇所もあるのですが、
ライトアップされていてとても幻想的でもありました。
天井にむかって掘削していたこともあり、とにかく高さがものすごい!
スケールの大きさにただただ驚かされ、さらにその神秘的な空間にも惹き込まれて、
ついつい時間を忘れて眺めてしまうようなところでした。
ヘルメット発見!(自分はかぶらないけど)
写真が多いので、さらに続きますよー。
ツイッターのお友達であるきしのさん と合流しました。
どこに行くというのはあまり決めていなかったので、
適当に温泉でも行こうかなーと思っていたら、なんときしのさんが車でご案内してくださるとのことで!
もう!こんなわたくしめのために仕事のスケジュールまで調整してくださって、
その上車で連れていってくださるなんて、なんとありがたい!!
それなら…行きたい場所が…ゴニョゴニョ…(ノ゚д゚(; ̄Д ̄)
そんなわけで、私のわがままで、廃墟めぐりに連れて行ってもらうことにしました。
最初は「史跡 尾去沢鉱山 」(おさりざわこうざん)です。

あまりにも(私的に)アツい場所だったので、何回かにわけてご紹介したいと思います。

秋田県の鹿角市にあるこの鉱山、廃墟好きの方ならご存知かとは思いますが、
大変悩ましいことに公共交通機関でのアクセスがすこぶる悪くて
(鹿角花輪駅からバスも一応あるにはあるのだけど本数が超少ない)、
到達するのがけっこう難しい観光名所なのです。

ね、本数少ないでしょ。
レンタカー使う人ならそんなに到達困難ではないんですが、
基本的に公共交通機関しか使わない私にとっては、行ってみたいけど
行くなら丸一日使う覚悟じゃないと行けない、そんな場所です。

ここは実際に1978年までは鉱山として稼働しており、銅や金が採掘されていました。
今はその跡地がテーマパークとして開放されているのです。

活躍していた車両も展示されてましたよ。これはディーゼル機関車。

尾去沢鉱山は奈良時代の和銅元年(708年)に発見されたと伝えられていて、
その言い伝えが正しければ、その歴史はなんと1300年を誇るわけです。

鉱山の採掘場跡の施設をまわるマイクロバスのツアーがあるのですが、
私が行った時はすでに受付時間が終了していて、どうしても間に合いませんでした。
なので、外観に関しては遠くから眺めるのみとなりました…
史跡 尾去沢鉱山/産業遺産コース
だんだんと近づく施設を見ながら「ロマン!」「ゲキシブ!」「胸熱!」と
寄生をあげる私に、きしのさんがどう思ったかは知りません…。
い、いや、趣味が近いから少なからず賛同してくれたはず!!(笑)

廃墟好きの方、うずうずしませんか。
私の写真にはそんな力はないかもしれませんが!(゚ε゚)キニシナイ!!

テーマパークとあって、りっぱな入口が設けられています。

私が行った時間に体験できたのは「石切沢通洞坑コース」のみ。
総長1.7kmほどの坑道を歩いて回れる見学コースです。
観覧料金は1000円。最初はちょっとお高いかなぁと思いましたが、
観覧後は「これだけの規模見られて1000円は安い!」って思いましたよ。

鉱太くん…目が笑ってませんが、あちこちの看板から語りかけてきます。
貼り紙を見てなるほどなーと思ったのですが、地震の時も鉱山の中は揺れないのだそうです。
秋田を訪れたのが、東日本大震災が起こって2か月とたたないうちだったので、
「これ地震が来た時どうなるんだろう?」ってふと思ったんですよね。
坑内は強固な岩盤に守られている、っていうことなんでしょうか。

1889年から岩崎家の経営となり、その後の開発は三菱財閥がおこなっていました。

テーマパークに入る前から展示車両にばかり目がいってしまいましたが、
見学時間がなくなってしまうので、そろそろ中に入りましょう。
石切沢通洞坑は土木学会選奨土木遺産や近代化産業遺産にも選ばれている
歴史ある遺構で、尾去沢のあたりは日本の地質百選にも選ばれたことがあります。
鉱物をたくさん含んだ熱水が岩盤に流れ込み、地表近くで固まったものが鉱脈となったそうで、
ここで採れていた主な鉱物は金・銀・銅などを中心とし、
一説では東大寺の大仏や中尊寺にもここの金が使われたといわれていたのだとか。

入口を入るとすぐ、坑内の地肌が見えてきます。
トンネル好きの火がつきますね!これはわくわくする!!
なんかこの感覚は覚えがあるなぁと思ったら、足尾銅山に行った時の事を思い出したのでした。
ここから先、しばらく坑内の写真が続きます。
暗めでわかりにくい写真が多いかもしれませんが、ご容赦ください。

坑道の案内板も全部白飛びしちゃって何がなんだかわかりませんが、
もちろん見学ができるのはほんの一部だけ。
南北に約3km、東西に約2kmという広大な敷地の中に、
江戸時代以前を含めると約800kmもの坑道が広がっていたそうです。

私の大好きなトンネル内分岐もあります。あー駒ヶ滝トンネル行きたい。
(※埼玉県秩父市にある国道140号線の駒ヶ滝隧道には
トンネル内分岐があって、超わくわくするのです。関係ない話ですw)


わかりにくいですが、案内板によると、これが鉱脈の採掘跡だそうです。
900万年前の火成活動で流れ出た鉱液が断層となり、後にりっぱな採掘地となります。

土を掘るのだから地面か、せいぜい壁から掘るのだろうと想像してしまいがちですが、
ここ尾去沢ではシュリンケージ法といって地面からではなく天井に向かって掘削していくという、
もはや神業としかいえないような採掘方法をとっていたというから驚きです。
工夫のみなさん、首痛くならなかったんですかね…
ってずっと上見て作業してたわけじゃないだろうけど。

坑内は全体的に暗くて滑りやすい箇所もあるのですが、
ライトアップされていてとても幻想的でもありました。
天井にむかって掘削していたこともあり、とにかく高さがものすごい!
スケールの大きさにただただ驚かされ、さらにその神秘的な空間にも惹き込まれて、
ついつい時間を忘れて眺めてしまうようなところでした。

ヘルメット発見!(自分はかぶらないけど)
写真が多いので、さらに続きますよー。
