クレーマー | 未来色スケッチ

クレーマー

最近クレーム対応の仕事が多いです。
といっても、あたしはお客さんからの電話をとって直接話すんじゃなくて、代替品やお詫び状を送ったりするだけなんだけど。世の中こんなにクレームって多いのかーって(あ、別にウチの会社が不良品出してるわけじゃないんだけどね)ちょっと不思議に思います。


あたし、クレームの電話というのをかけたことがありません。
メールで問い合わせなら何件かしたことあるけど、電話は特にダメ。このメーカー許さん!!って思っても、お客様相談室に電話したことは一度もナイ!


むかーし、コールセンターで電話とる仕事をしてた時期があって、あたしもクレームの電話をさんざんとったことがありまして。
別にあたしが製造したわけでも修理したわけでもないのにさんざん怒鳴られて、しまいには「テメーの名前出して訴えるからフルネーム教えろ!!」とか言われたり「今からそっちに殴り込みに行ってやる」とか恐ろしいことを言われたことも何度かありました。クレーム対応に慣れてない頃は胃がキリキリしたっけな。
結局フルネームは名乗らなかったし(名乗っちゃいけないルールだから)、殴り込みにもこなかったけど(別のお客さんで実際にきちゃって警察沙汰になった人もいたなぁ…)、もう二度とクレームの電話は取りたくないってすごく思った。元々電話嫌いだったのに、そんなんでよけいに拍車かかっちゃったし↓


お客さんの言い分もわからないでもないなーってこともあるし、この人きっとどこに大してもこういう電話してるクレーマーさんなんだろうなってときもあるけどさ。
電話かけてくるお客さんにしてみれば、電話とってる相手がアルバイトだろうがなんだろうが「メーカーの窓口」や「メーカーの顔」なんですよね。実際に生産に携わってるひとは違うひとだけど、臨時雇用で「メーカーの顔」やる人ってホントすごいと思うわ。
あと、要注意顧客の対応するひとたちも本当に尊敬します。だって、そういう対応グループのひと…頭薄いひと多かったんだもん。あれ絶対ストレスだって!!


ちなみに、あたしは当時契約社員でした。
メーカーにもそれなりに愛着があって、商品のことはすごく勉強したし、そのとき学んだことは今もなにげに役立ってて、あたしがこんなにパソコン使えるようになったのもそのおかげだと思う。


職場環境も良かったし上司も優しかったし同僚もいっぱいいて楽しかったけど、「電話を取る」っていう仕事があたしには合わなくて、結局辞めちゃったんです。仕事さえ合ってれば最高の環境だったと思うけど、胃炎やって体調崩れるのも止められなくて、仕事に対するストレスがものすごかったんだと思う。
本気で「死んでしまいたい」と鬱になったのもこの時期だったなぁ…(←暗い)


そんなこんなで電話をとる側の気持ちもわかるだけに、クレーム電話ができません。
たまに親がかけてるのとか見ながら「相手のひとかわいそー」とか思っちゃう。コールセンターなんて今はパートやアルバイトだらけだし、クレームにいちいち胸痛めるような対応員はあまりいない気もするけど…。


今後もクレーム入れるときはメールか封書にしようっと。
にしても、今ってみんなイライラする季節なのかなぁ?
クレーム電話だけは取りたくないなぁ…