飲み会10回行くのなら……
せめて一回くらい美味しいフレンチなどいかがでしょうか??
遅い遅いホワイトデーとして
Restaurant ISOへ行ってきました。
新潟で予約の取りにくいお店の一つなのではないでしょうか。ホームページで予約状況をいつ見ても予約不可のマークがついてます。
昨日はたまたま運良く予約できた次第であります。
コース料理のみでそれも2種類のみ。
空間は木が随所に使われているのでバカみたいに緊張しなくても大丈夫です。BGMがトランペットの元気なジャズが流れているのですが、ここだけが唯一好きになれないかなという感じ(笑)
正直、食材だけ見ると王道という感じで少々面白くないかなと感じました。
しかし、初めての来店かどうかわからない為お店側は気張りすぎず守りすぎずって感じでしょうか。
新玉ねぎのスープ グジュール
グジュールはチーズが入ったプチシューです。新玉のスープは瑞々しい甘さですがサッパリとして優しい味。グジュールの塩っけが食欲をそそります。
真鯛と野菜のテリーヌのゼリーの味がとても繊細な薄味で物足りないなと感じたのですが、2皿目という立ち位置と真鯛と野菜の味との調和を考えると繊細さを全面に出す皿で良いのだと解釈した。
ホワイトアスパラってどうしてもイタリアンやフレンチにかぶれると「国産」てナシって人が多いと思う。
フランス産ホワイトアスパラやイタリア産ホワイトアスパラ信仰みたいな感じが新潟には多いのですけれどこの富山のホワイトアスパラの旨さは食べたものにしかわからない。
食べてからフランス産だイタリア産だと言えば良い。生ハムに徐々にアスパラの熱が加わるのが一体感を生み、鶴齢の純米吟醸が美味い!!
生意気ながら「けっこう食ってるよフォワグラ」と思いながら食べてもいつと「美味いわぁ〜(*´∀`*)好きだわぁ〜(*´∀`*)」と言ってしまう。
ハイ。フォワグラ好きです(笑)某フレンチでは「コース料理すべてフォワグラの指定でできますよ」と、甘い囁きを受けながらも素直にお願いしますと言えないで今現在(笑)
で、ISOではパンの補充をする度に違う仕様のパンになりまして、ちょうどこの時のパンが米粉ともち米のパンだったのですが、このソースをつけて食べると
「餅と砂糖醤油 洋風バージョン」
って味わい。すんげぇ美味い。
この皿は見た目と違って「一体感」を全くと言っていいほど感じません。
すべてが独立した味わい。
ハチメの香りがハッキリしたと思えばスープをすすると青海苔の香りがプワァ〜っとする。しいたけは濃い香りと旨味が強い。
それぞれが合わさって融合した味わい……を期待したら大間違い!
だからお酒の合わせ方も違ってくる。
ハチメに合う合わせ方……
スープに合う合わせ方……
しいたけに合う合わせ方……
という感じ。
だから……
お猪口持って。
フレンチで。
村上牛ランプ 赤ワインソース。
肉の芯温は40℃くらいでしょうか。
極々低温での火入れです。
付け合わせの野菜はアクセントつけるのに苦味があるものが多く、人参はわざと表面を焦がしていました。
以前からコース料理のあるべき姿ってのをあちこちで言っておりますが、ISOは理想的だと思います。
「尻上がりに徐々に重たい料理を出して行く。」
僕のおもうコースってこれに尽きると思います。途中で腹一杯になっては困るし、最初からガツンガツンと重たい料理ばかりで舌が疲れても困る。
こちらではそれだけでなく、味のコントラストが素晴らしいと思います。
特に魚メインでそれを感じました。和食に近いと感じましたが随所にフレンチを感じる。幸せな時間を過ごせますよ。
大切な人と是非訪れてみて下さい。
ゆっくりと食事できます。