大人にあこがれる | 道楽街道真っしぐら

大人にあこがれる

僕は、学生の時分から早く大人になりたいと思って生きてきています。

今でも、大人になりたいと思っています。

では、実際の大人って?ということなのですが
それは、未だにわかりません。
たぶん一生わからないのではないかな?いや、死ぬ直前にわかるかな?

でも、吹雪に行っていれば自分のなりたい大人像に
触れることができます。
それは、この店に来店する人達の質がそう思わせます。

質なんていうと生意気かもしれませんが、この手の店には
居酒屋感覚で飲みには行けないでしょう。

むしろ居酒屋感覚の雰囲気を出したら、追い出されるかも(笑)
いや、そんなことはないかもしれませんが、場の雰囲気にはそぐわないです。

この店は、店側とお客との距離が短いだけでなく、お客さん同士の距離も
短くなります。特にカウンターで飲んでいると、店側とお客との会話に
別のお客がスーッと入ってこれるんですよね。

相槌だけのはずが、お互い話しを交わしたり、お酒を注ぎあったり。。。

この日のお客さんで、お会いするのが3回目になるお姉さんが
いらっしゃいました。
その佇まいだけでも僕みたいな小童は引き込まれます。
しかし、女性としての魅力だけでなく一個の人間としての魅力もたっぷりで
店に入って、その姿を見ただけでも背筋がピーンと張り、凍りついたように
動かなくなる。

その方のオーラに圧倒される感覚も感じます。
ある意味緊張するんですね。


さて、そんな日の吹雪の内容ですが・・・



温泉たまごに、長芋、きゅうり、バイ貝、きくらげがはいっています。

僕はバイ貝に目がありません。
大好きで仕方がありません。

こんな寒い日は燗酒をくいっとやるのが一番!
たまごの黄身がバイ貝にかかったときは、甘さが口いっぱいに
広がり、それを酒が流し込む・・・

料理の邪魔にならない飲み物っていいですね~



お漬物。
この日はガラスの器に盛り付けられます。


美しいの一言!


この記事を書きながらも写真を見ると手が止まってしまうほど
僕には魅力的な器なのです。



この日の珍味は、南蛮海老と蕗を使った物です。
海老の香りの中に蕗の苦味が鼻を抜けるときが何とも言えません。

酒が止まりません。しかし、調子こくと後が怖いので
チビリチビリです(笑)



切り干し大根。具は意外とシンプルです。
ばあちゃんの味に慣れたのと、普段食べるのと味だけでなく
見た目も変わる。

家庭料理をお店で味わうのも楽しみの一つ。
この切干は酒の肴にぴったりですね!
新潟県民のこの食べ方は、きっと都会の日本料理の人には
理解できないんじゃないかなぁ~



スズキの白子とカシューナッツの珍味。

白子って、クリーミーな味わいであるとか滑らかって
観念っていうのはどれにも当てはまるものではないんですね。

多少のザラつきがあるほうが似合う場合もあります。
この一品は複雑な味わいを楽しめます。

苦手な人はいないと思いますが、カシューナッツの歯ごたえと
甘みが相乗効果になっていると思います。
淡白な味わいですが、そのなかに違う香りを感じれたときに
より複雑さと、味の深さに感動を覚えるでしょう。

ゆずが乗っているのですがそれがまた
たまらん!!



いつもの器と違う器に彩られています。
すげーバランス!
この器の柄に盛り付けるのって難しそうだと客観的に思います。

僕は芸術的なセンスがないので、ただただ驚くばかり。。。


しばらく手をつけられなかった・・・

しかし、手をつけたらなくなるのも早い(笑)
結局美味さにはかなわないんですね(笑)

この日は、ワラサ、イシモチ、マダイの霜降り、平目、たこ、後は・・・忘れた。

刺身は日本人が一番好む食べ方じゃな~
とつくづく思います。

吹雪では、盛り合わせる刺身の種類が多いのが特徴の一つだと思います。
それは、きちんと魚の味がわかるよいものを使っているからこそ
できるのですよね~
そうしないと、何を食っているのかわからなくなっちゃいますもんね!




さて、メインです。
僕は最近、メインを食べる時にはお酒を呑まないように
します。
本当は一緒に味わったほうが良いのかもしれませんが
僕がこの店に来る理由は、板さんの味を

享楽する為に通うんです。
お酒も愉しみたいのですが、呑むより食う派ですので
そうやっちゃいます。

呑むのはそのメインを味わった後でもよい。

この日は、鶏肉を使った暖かい汁物。
寒い冬にはもってこいですね!

鶏とネギは焼いてからあわせているので、旨味が閉じ込めて
あります。
おそらく、この出汁は最後に少しだけあわせているのではないでしょうか?

煮込んではいません。
素材一つ一つ別々に調理しているのではないかな?
ですから、しっかりと独立した旨味を感じるのです。

そうしないと、この出汁の味がぼやけたり
めちゃくちゃになるんじゃないかな。

身も心も温まる料理とはまさにこのこと!


次にはなにを味わえるかが楽しみです。

わがままが通るなら・・・

予約を早めにしたのならば・・・


魚の頭が食べたい!

兜が食べたい!

目玉の周りと合う酒が呑みたい!


オレって、つくづくわがままな客だな~(笑)