料理と真摯に向き合う | 道楽街道真っしぐら

料理と真摯に向き合う

少し自分のブログを読み返していました。

長々と書いているところと、寝ぼけながら書いているところ

とにかく更新しなきゃという感じで書いているところと読んでいて

よくわかります。

とにかく更新しなきゃと書いているところは我ながらに雑だなぁ~と
思います。よくないですね


そういうときの内容って惰性で書いているような感じが
読まれている方々にも伝わってしまいますよね・・・


このブログのタイトルで真剣な食事と言っておきながらぜんぜん真剣じゃなかった・・・

今年はきちんとした僕のスタイルで真剣に書くように
心がけます!!

実はまた吹雪に行ってきました。
かなりのハイペース(笑)
好きだからいいですよね~。心から食事を愉しみたいんですもん

さて、一品目は



温泉卵とこの日はスズキの白子とカシューナッツの組み合わせです。
スズキの白子ってまともに食べるのは初めてではないでしょうか?

この時期ですから真鱈の白子なんかがメジャーですが
スズキの白子はまた乙な味わい。
温泉卵でマイルド。スズキの白子はクリーミーな味わいかと思いきや
そぼろ状になっていて温泉卵とはまた真逆の味わい。
そこへカシューナッツの歯ごたえ。バランスが良いです。

正直、豆類はあまり好きではありません。
ピーナッツなどの乾き物の豆類は特に。ですが、このようなアプローチだと
苦手なものでも、組み合わせによってはなくてはならない存在だったりします。

それがこの温泉卵とスズキの白子、カシューナッツの組み合わせなのでしょう。
カシューナッツはピーナッツと比べても主張が強くないように感じます。
ですから他の食材の邪魔にならないのではないでしょうか。



香の物。いつもとは違うガラスの器。
そして・・・
この香の物は、セロリとあさつきでございます。

何を隠そう、僕はセロリが大嫌いでございます↓↓
ほんとに嫌いで、昔も今も変わらないと思いますが
匂いをかいだだけでも吐けます・・・

それくらいダメです。パクチーよりもダメ(笑)


けどね、そこはやはり吹雪!
こういう風になると不思議とセロリセロリしていないのであります!
これにはホントに驚きました。ですから、パクパクと食べれました!!
あさつきとの相性が良いのかな?つけ具合も良いのかな?



珍味です。
ふきとバイ貝の肝とチーズの珍味です。

最近のふきには苦味が弱いものが多く出回っています。
食べやすいといえば食べやすいのですが、本来は山の野菜。
山の野菜といえば独特の苦味が特徴です。

そこへバイ貝の肝のほろ苦さとチーズのまったり感の組み合わせは
まさに大人の味。
ふきの苦味とバイ貝の肝の苦味は同じ苦味でも
山と海ですから全く違います。
どう違うかと聞かれると正直酔ってきているのでわかりにくくなっています(笑)

けど、こういうほうが日本酒との相性が抜群に良い気がします。



この珍味はまた嬉しい!
南蛮海老とたらこの塩辛。
塩辛といってもしょっぱ過ぎません。

僕の海老の好みがだんだんと変わってきてサイズがより小さいものを
好むようになりました。
伊勢海老とかロブスターよりも南蛮海老や甘エビ。巻海老のほうが
海老の旨味が強いと思います。

この南蛮海老は、ねっとりとした食感がたまらない!
舌に絡みつくようなほどねっとりとしています。ねっとりしているほうが舌に残る
んですよね~
そして、たらこでキリッとした後味になります。これもお酒が進む進む。
量が少ないのでもっと欲しい気もします(笑)

けど、このぐらいが調度良いのでしょう。




おろしとしらすの・・・何ていうのでしょうか?
これって日本食に見かける頻度が高い気がします。
しかし、たいていの場合は雑な作りが多いのでは?

幕の内弁当とか仕出し屋の料理のイメージが僕の中では強いです。
しかも、あくまで脇役ですのでしらすはくさいしおろしは水分が出きって
辛味を増し、しらすのにおいを増徴させるかのよう。

まぁ、そういう存在なのでしょうけど、吹雪のは比べること自体がおこがましい
のですが、しらすはプリッとしているしおろしに関しては
みずみずしいだけでなくふわっとしています。

これは推測でしょうけど、おろし金がプラスチックのではなく、きちんとした
やつなのかなぁと思いました。
僕自身、将来購入したいものの一つとして、銅板で作ったおろし金があります。
本で読んだのですが、銅板で作ったおろし金はプラスチックのやつと比べても
ひと味もふた味も違うそうです。
その違いの一つとしておろしの質感にあるようです。

この料理を食べてその本に書かれていたことを思い浮かべました。



前回もそうでしたが、お造りはたたきです。
マグロ、ブリ、バイ貝、たこ、スズキを使っています。
こってりとしたお造りです。複雑な辛さを帯びているので
一口、二口と進めても味わいに変化があります。

同じバイ貝でも辛みの変化によって甘みが強調される時もあります。
この日は付け合せにつまがありました。
吹雪でつまを見るのは初めてです。
そして、右奥にはキウイフルーツがあります。

このような仕事をする板さんを知ってるってだけでも
自慢できる(笑)発想がすごいなぁ~と食べながら思っております。




先ほどのたたきがメインだったのですが、わがままを言って
暖かい汁ものを用意してもらいました。

正直、酒によっている状態でしたが、この料理を食べたときには
酔いが醒めたと思うくらい、あまりの美味さに舌を巻きました。

海老の出汁が効いていて汁にもうつっています。
七味が良いアクセントとなり体の芯からポカポカと温まります。

具として豆腐が入っているのですが、汁物にはやはり豆腐ですね~
ちゅるんとストレスなく体に吸収されます。
そして、この中には餅も入っています。食べながら、もう一度正月がきたのでは
ないかと錯覚もしてしまいます(笑)


美味いという言葉は吹雪やポンム・ド・テイルのようなお店
にふさわしいとつくづく思います。
旨いではないんです。美味いだと思います。

料理はまずはその見た目から決まるといっても良いでしょう。
美味しい料理って見た目も美しいのではないでしょうか?

美しい盛り付けってやれてそうで意外とやれてないのが
現状ではないでしょうか。
言葉で言い表すのが難しいのですが、美しい盛り付けって
食材の置く位置や向きや角度なんかも関係していると思います。



この料理なんてまさに重要で、茎の部分と葉っぱの部分が
逆だったとしたらどうでしょう。美味しそうに見えないと思います。
そして、海老の殻が突起していたらどうでしょうか?

海老ばかりが主張されていやらしく見えるでしょうし、味も想像しやすいと
思います。この料理の盛り付けはこうでなくてはならないのでしょう。




この汁で蕎麦をすすったらどんな感じだろう・・・
きっと面白い組み合わせのような気がします。


また、すぐにでも行きたい・・・

吹雪は僕にとって、真摯に料理と向き合えるお店なのです。