ハバナで買ったコイーバ ロブスト本物(キューバ産)
※街で買ったコイーバロブストを吸ったその日に、ひょっとして自分の舌が未熟なだけかもしれないと思い、ハバナの正規店(モヒート発祥の店フロリディータと同じ建物にある、La casa del Ron y del tabaco Cubano)で正規店を正規値段(とはいえ日本の約3分の1)で買って吸ってみました。
結論としては、笑うしかないほど格段の味の違いがありました。
ビバ正規品。
ラッパーの香り:
しっかりした獣臭。
ほんの少しの草の香りが混じる。
煙の香り①(葉巻共通の獣臭的な香り):
A+
ハバナシガーの最大の特徴である上品で力強い獣臭が最初の一服目からアクセル全開。
一服目で、本物のハバナシガーとわかる、さすがの王様感。
煙の香り②(葉巻独自プラスα):
①最初は、王者のような強い獣臭の1本勝負
②10%くらい吸うと上品で柔らかい土の香りがでてきて、そこに薄いチョコレート様の香りが加わる。
しばらくはこの3つの香りのコンビネーションが続く。
③その後、基本的に同じ味が続くが、土の香りが強まるとともに、たまに熟成香が香る。
甘みはあまり感じない。
最後まで安定した味。
ドロー:
ど真ん中からやや固め
味の変化:
大きな変化はないが、すい進むにつれて、土の香りが強まる。
コクや深みは最初からあり、つまりは最初から最後まで上質な味が一貫してする。
辛さ:
ほんの少しだけピリ辛で、まさに上質なハバナシガー
煙の強さ:
やや弱め
値段:
13ペソ
日本円で約1200円
コスパ:
A+
ハバナ現地で買うと恐ろしいコスパ
その他感想:
上にも書きましたが、もう笑うしかないほどの本物感。
同じタバコの葉を使っているはずなのに、なんでここまで味が違うのか、もはや感動。
全く片燃えもせず、燃え方すらも美しいです。
一服一服が美味すぎて、一服進む都度に勿体無く感じるほどでした。
総合評価 :
A+
皆様、ぜひハバナを訪れて下さい。
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*注:
・「ラッパー」
葉巻の周りを包んでいるタバコの葉のことで,火をつける前の全体の香りについて言及しています。
・「香り(葉巻共通の獣臭)」
多くの葉巻に共通してある、ケモノ臭さのような香のことです。
・「香り(葉巻独自以外のプラスアルファ)」
書いたその通り,ケモノ臭さ以外の甘い香りや土の香り、木の香り、ココアの香りなどのことです。
・「ドロー」
葉巻を吸った時の,空気(煙)の入りやすさのことです。
ドローが悪い場合,強く吸わないと煙が入ってこず,
ドローが良いとちょっと吸い込んだだけでスパスパ煙が入ってきます。
但し,ドローが悪いからといってそれだけで悪い葉巻ではなく,ドローが良いからと言ってそれだけで良い葉巻というわけでもありません。
・「味の変化」
比較的長めの葉巻を吸っていると,途中から味が変化するのを感じることがあります。長い葉巻ですと,2回くらいはっきり味の変化を感じることがあります。
その変化を感じるか,否かを表記しています。
・「A~Eの評価」
A(良)→E(悪)の順番で表記しています。
・「その他感想」・「総合評価」について
私個人は,ドローがよく,辛さやキツさがなく,葉巻独特のにおいが強く,少しプラスアルファの香りがあるくらいのものが一番好きです。
好みに個人差があるので,「総合評価」は参考にならないものと思います。