放射能危険地域の動物を救う! | CIESF事務局 本日もサポート日和

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日本事務局スタッフ増子夕夏の日記 カンボジアのこと・日々の暮らしのこと

こんにちは。CIESF事務局 増子です。
今日は、カンボジアのお話でも事務局のお話でもなく、東日本大震災のお話です。
私が一般企業で働いていた時のお友達で、今も親しくさせてもらっているうちのひとりが、
放射能漏れの危険地域で止むを得ず避難所につれて行けなかった動物たちを救う活動を行っています。
話を聞いて、とても心を打たれたので、僭越ながらこのブログで紹介させていただこうと思います。

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4月10日、テレビのニュースは毎日原発の放射能問題ばかりです。
そんな中、福島の楢葉で動物レスキューをやってきました。
大きな団体で行くわけではなく、獣医さん達と少人数で現地に入ります。
動物たちの餌は、自己負担で調達しました。
大きな事は出来ないのですが、自分達で出来ることを続けて行きたいと思っています。

朝8時半に常磐道 四倉SAでボランティアの方達と合流し、そこで念の為放射線から身を守る為の防護服を着用しました。


四倉の先は緊急車両しか入れないので、そこで高速を降りて下道で楢葉へ向かいました。
20キロ圏内は立入禁止区域になる為、検問があります。
私達は獣医さんとボランティアの仲間という事で中に入る事を許可されました。
立入禁止区域に入るとすぐに陥没した道路に車が埋もれていたり、住人が避難している為ゴーストタウン化した光景が目の前にありました。
ここが、被災地なんだ・・・・・・、人が住んでいないということにとてつもない不気味な感覚を覚えました。


私達は6人で行ったのですが、2人ずつエリア分担をして動物を保護するというボランティア活動をスタートしました。
最初に、津波で住宅が流された被害の大きな楢葉地区に入りました。
3匹の犬が走り寄って来たのですが、中にはガリガリな子もいます。
また、人恋しいのか(または腹が減っているのか)車を見つけると寄って来ます。
殆どの子が人懐っこく、なでなでして~と体を預けて来ます♪ 


車を走らせると自ら車の前に出て来てアピールをしてくる子、遠くから大きな声で吠えて知らせてくれる子、色々な子に出会いました。
鳴き声を聞き洩らさない為に窓を開けながら車を走らせます。
またこちらも「ごはん~」と手を叩きながら大声で叫び、動物達にアピールしながら走ります。


今回保護した子は、車に乗る事にも慣れているらしく自らクレートに入りました。
(飼い主さんと沢山ドライブに行ったんだろうな~と、とても切なくなりました)
保護する際には、飼い主の方が連絡が取れるように、その子を保護した近くの電柱等に連絡先や保護した子の特徴、性別、犬種等を書いた紙を貼ってきます。
私達は乗用車で行くので一度に保護出来る数が限られているので具合の悪そうな子を優先して保護します。
元気な子にはフードを与えるぐらいしか出来ません。
これには、かなり後ろ髪をひかれます。――本当に、ごめんね・・・・・・

また、犬や猫だけではなく、牛もこの地区にはいます。
既に牛舎から放たれて放牧している牛の群れは草を食べて元気にしているのですが
牛舎の中に入れられたままの子はすっかり痩せ細っていました。


事態を諦めきったような目をしていましたが、私達が行くと座り込んでいた3頭の牛が立ちあがってくれました!
――が、中に子牛がいて、ママのお乳が出ないのか、座り込んだままです。
持ち合わせの鶏の餌と野菜等をあげて来ましたが、体の大きな牛達にはまるで足りない量でした。
他の団体がすぐにでも入ってくれる事を願います。
一度他を回って再度戻ってみると、先ほどの餌が空になっていました。やはり・・・・・・
骨が見える程痩せてしまって、よほどお腹が減っていたんだろうと辛くなりました。
他の団体への呼びかけ、ヘルプ等も含め、出来るだけ頑張りたいと思います!

私達はクレートが1つしか車にない為、犬1匹のみの保護となりましたが、
6名全体で犬5匹、猫3匹、ウサギ1羽の保護が出来ました。
家族が待っている子は家族の元へ、不明な子はボランティア団体に引き取って頂きました。
飼い主が問合せをしてくれればこの子たちはいます 。是非見つけてあげて下さい。

今回のレスキューは15:30に楢葉のセブンで6人が合流して、いわきの保健所へ
スクリーニングの為に向かいました。
保護した動物たちや私たちも全く問題なくスクリーニングをパスしました。

今回の様子はこちら に写真を載せています。

私達に出来るのは、ここまでです。
でも、1匹でも多くの動物たちが助かること、それを祈り、できることは続けて行こうと思います。