口内環境とウイルス感染との関連の認知は未だ低し。

日本歯科医師会の調査によると、緊急事態宣言期間中、歯科受診や定期的なチェックを受けることに対して、63、0%が「不安」と回答していたが、7月の段階では58、1%に低下。

全年代で不安に感じる人は減少している。

不安を感じていない人の理由は、全体の44、5%の人が「かかりつけ歯科医を信頼しているため」と回答。

60代では51.5%、70代では64、6%と、かかりつけ歯科医の存在が安心に繋がっているようだ。

歯周病を放置するとインフルエンザや新型コロナウイルスなどに感染しやすくなる可能性があることを知っているかどうかの問いには、約4割が知っていると回答。

一方、歯磨きなどで口腔内を清潔にすることで感染リスクを下げることについて「知っている」は約2割にとどまった。

さらに、口腔内環境とウイルスの感染リスクとの関係について知っている人のほうが、歯茎と歯の間までしっかり磨いており、硬化の認知で実践率が上昇するよう。

しっかりとした感染予防対策の実施と、口腔ケアと感染リスクとの関係を啓発していくことが重要なようだ。