Q.フッ化物を塗ると歯が黒くなりますか?
A.むし歯予防で使用うするフッ化物で歯が黒くなることはありません。
すでにむし歯になった歯の進行を抑制するために塗る薬(商品名サホライド)は黒茶色になります。
これはむし歯予防で使うフッ化物とは別の薬です。
Q.病気によってフッ化物洗口を行っていけないものがありますか?
A.フッ化物自然界に広く存在する物質で、私たちは日常生活で常に飲食物とともに摂取しています。
ですから、アレルギーのある子、体の弱い子でもまったく問題はありません。
Q.フッ化物洗口の前に歯垢清掃(歯磨き)をする必要はありますか?
A.必ずしも必要ありません。フッ化物は、歯垢があっても、ないとこと同様に有効です。
歯ブラシが届きにくい場所においてもフッ化物の効果は確認されています。
しかし、歯磨きを施設で取り組むことによりフッ化物洗口と合わせて行うと効果はあがります。
Q.フッ化物洗口の後で口の中に残るフッ素の量は?
A.フッ化物洗口をして、洗口後に口の中に残るフッ素の量は1日量に換算すると0.2mg程度です。
この量は、お茶6~9杯に含まれるフッ素量と同じです。
Q.フッ化物洗口溶液を誤って飲んでも大丈夫ですか?
A.フッ化物洗口に使用するフッ素の量は安全な量を準備しているので、もし誤って飲んでもまったく心配はありません。
小学校で週1回法のフッ化物洗口を実施している場合に、1回の洗口液の量10ml中のフッ素量は9mgです。フッ素の急性中毒量は体重1kgあたり2mgなので、体重30kgの子供の場合は7人分の洗口液を一度に飲まない限りは心配ありません。
Q.フッ化物はガンになると聞きましたが?
A.過去に発がん性があるという間違った報道がされたこともありますが、それは誤りであることが科学的に証明されています。このようなフッ化物応用についての安全性に対する誤解が、我が国でフッ化物応用を遅らせた主たる原因です。
歯科診療のご相談は、やまもと歯科クリニックまでご連絡ください。