わが国の口腔がんの現状

 口腔がんのみを対象とした正確な全国調査は実施されていませんが、厚生労働省の人口動態統計によると、口腔・咽頭がんによる死亡者数は人口10万人あたり、1975年には男性2.4人、女性1.3人、1995年には男性5.1人、女性2.9人でありましたが、2017年には男性8.8人、女性3.3人となり増加の一途をたどっています。

また口腔がんはすべてのがんの中の2~3%、全頭頸部がんの40%を占めています。

好発年齢は60代であるが、近年若年者における罹患率に上昇傾向がみられるようになってきた。

性差では3:2と男性が多い。

 口腔は、「食べる」、「味わう」、「話す」、「表情をつくる」など、人が人間として尊厳ある文化的生活を送る上で極めて重要な臓器であることから、その形態と機能を温存する意味からも、口腔がんの早期発見は重要である。

しかしながら、口腔に発生する上皮内がんや初期浸潤がんは平坦病変として存在するため肉眼的に認知困難なことが多く、これらを正確に診断する技術の正確に診断する技術の確立が強く望まれています。

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