歯科診療は、いつも全身疾患を考慮にして診療しています。

歯科医師と皮膚科医の連携すべき病態として歯性感染症、口腔粘膜病変、歯科材料に対するアレルギーの3点について述べさせていただきます。

これらの病変に的確に対処するためには、まず、歯科医師と皮膚科医がこれらの病態に関して同じ認識を持つ必要があります。それぞれ異なる概念で複雑な病態であることから、理解することは困難であるが、お互いのたゆまぬ努力が求められます。また、各病態で必要とされる検査は必ずしもすべての施設でできるわけではありません。

例えば、金属シリーズなどのパッチテストはすべての皮膚科医は施行していません。また、粘膜生検は病院に歯科口腔外科医がいないと困難であるし、蛍光抗体法はさらに皮膚科医の協力も必要な可能性が高いです。

したがって、これらの病態解決に必要な検査は近隣ではどこで行うことができるか、できれば普段から調べて知っておくことが望ましいと考えます。

何か疑問なことがありましたら、やまもと歯科クリニックにご相談ください。