これまでのあらすじ(セリーヌ目線)
「ありがとう」
そう聞こえた気がした
体が動かない
ここは一体どこなのだろうか
なぜ私はここにいるのだろうか
何も記憶がない・・・
またどこからか声がした
「あなたは、セリーヌ・シャントルイユ」
なぜだろう
こんどは聞き覚えのある声だと思った
その瞬間、とても眩しい光に包まれ
私は思わず目を閉じた―――――――――
目を開けたとき、私の体は思うままに動くようになっていた
そして目の前に
5人の小人がたっていた
なにがなんだかわからないが
あの言葉を思い出し、私はつぶやいた
「私は、セリーヌ・シャントルイユ」
私はまた眩しい光に包まれ目を閉じた
目を開けたとき、私の前に扉があった
扉を開けるとそこには
あの5人の小人たちがいた
彼らは言った
「セリーヌ」
私は答えた
「はい」
それから私は彼らと毎日楽しく過ごしたが
いつもなにかが心に詰まっている感じがしてならなかった
ある日、私は彼らにそのことを伝えた
「私は何かを忘れている気がする、
何か大事なことを・・・・・・」
