「或る詩人の或る時の或る場所に於ける情調(にほひ、いろあひ、ひびき)を伝へるのはリズム、ーーその詩のリズム、彼のリズムのみが能くするところである。日本の詩に於けるリズムについて考ふべし。」

 

「うたふものの第一義はうたふことそのことでなければならない。私は詩として私自身を表現しなければならない。それこそ私のつとめであり同時に私のねがひである。」