ヒンドゥー教の僧侶などが沐浴や礼拝の前に
≪ガンゲー・チャ・ヤムネー・チャイヴァ・ゴーダヴァリ・サラスヴァティー・ナルマデ・シンドゥ・ガヴェリ・ジャレ・スイン・サンニディン・クル≫と唱えるマントラがありまして・・・
このマントラは聖なるガンジス川を始めとするインドを流れる主な川を称するもので、それぞれの川に宿る力を目の前にある水に宿らせる呪文ともいえるでしょう。
神話によれば、ガンジス川はかつて天上を流れていたのですが・・・ガンジス川=女神ガンガーの力を必要とするバギーラタ王(叙事詩ラーマヤナの主人公ラーマの祖先)の願いにより、地上に降ろされたと伝えられています。
ガンジス川が地上に降ろされる際、落下の衝撃を減じるため、シヴァ神自らの額で受け止め、シヴァ神の髪をつたい地上へ降りたガンジス川の存在には、様々な神々の、人々の願いが託されていた事でしょう。
この世を旅立つ人々が火葬されその遺灰をガンジス川に流す事は死者への最大の敬意を表し、それだけではなく沐浴をする為だけに訪れる人も多いガンジス川。
インドは広大な国で、ガンジス川を訪れる事が困難な状況にある人たちも存在していました。
そんな人々を救うようにこのマントラは生まれたといいます。
このマントラを唱える事で聖なる力が水に宿り、祈りを捧げる人々を浄化してくれます。
何となく邪気がまとわりつく、良くないと感じる場所にいた時、良くないものを見てしまった、そんな時にお勧めいたします。
一人でも多くの人が自ら願う幸に授かれますよう心よりワタクシ真矢は願っています。
①入浴する時
浴槽のお湯に手をかざし、マントラを唱えてから入ります。
②シャワーの時
お湯を流しながらマントラを唱え、その後でシャワーを浴びます。
③水を飲む時
コップに手をかざし、マントラを唱えてから水を飲みます。