そんなにシステムは大きく変わっていなかったわ。

20年ぶりのカラオケBOX

先日のブログで書いたように、

月末に渋谷でちょっとしたオーディションがあるので

猛練習中。勝手に決めた挑戦曲はサイレント・イヴ

ドラマの主題歌だったようね。

仙道敦子と吉田栄作ですって…あの時代ね。

これまで私も飲み屋のカラオケで何十回も

歌って来ました。

2丁目のカウンターで、泥酔して

いつの恋か分からない悲しい気持ちを

歌に乗せて自己陶酔していたわ。

周りの人々はいい迷惑だったでしょうね(笑)

その時のサイレント・イヴと今回のは

訳が違います。



なぜ?この曲なの?という事ですが…単なる

思いつきよ。

時節柄、もあるし、2次審査は女性曲で、なんて

事務局の人に言われたので

「聴かせる歌」って考えた時思いついたの。

しかも、クリス・ハートさんもカバーしてたので

辛島さんよりはキーが合うだろうと思って

彼のキーで歌ってみたけど、…高いわ。

結局半音下げて丁度いいみたいな感じなの。

出だしを裏声で入りたいのよ。

イマドキの歌って裏声入れないと評価されない

みたいなところがあるし、男性曲のキーは

20年前よりもかなり上がってしまいました。

スピッツ辺りから高いわね。♪る~ララはなかなか

出せない音だわ。

私はこれまでサビで張って歌う曲が好きだったけれど

サイレント・イヴはそうはいかない。

不倫の末の前向きな別れ、自分で決めた別れの

瞬間を歌うわけですから…

飾った花もカードも、みんなmerry christmas for me

なんですから。

今の時代では考えらえない、お別れのセレモニー。

こんな気持ちで飲み食いできるはずもなく、

せかっくのご馳走も棄ててしまうのでしょう。

ワインは飲むかな、しこたま。

チーズくらいはつまもうね♪

てな感じで、イメージを膨らませつつ、

不安に揺れるキャンドルのイメージで歌うわね。

できるかなぁ…。



歌は心です。

歌によって私も随分と助けられて来たわ。

15の冬に、母が家を出(変な男に騙されて逃避行)

すぐさま父親が自殺。

ガソリンの焼身自殺は強烈よ。

運び込まれた病院で、ドアの向こうから聞こえる

獣のような父親のうめき声から逃げるよう

病院を抜け出し、

街を彷徨いながら、こんな時、人は歌を口ずさむ。

中島みゆき様の「時代」でした。

 

…今はこんなに悲しくて…涙も枯れ果てて…

…もう二度と笑顔にはなれそうもないけど…

…あんな時代もあったねと…

…きっと笑って話せるわ…