「…顔も、見たくないほど、
あなたに嫌われるなんて、とても
信じられない、愛が消えたいまも…」
出だしから引き込まれるフレーズです。
昭和の歌は、そんなふうに
歌の魂が出だしに込められていると
思うのです。
「好きといえばいいのに、
いつもいえぬままに、月がのぼる小道を
泣いてかえった…」(♪乙女のワルツ)
なんと素晴らしい。ブラボー🎉
🎤私のカラオケのレパートリーって、
こんなふうに出だしで女優スイッチが
入るのがいいみたい。
人形の家の弘田三枝子さんがお亡くなりに
なったのは2020年の私の誕生日でした。
素晴らしい大歌手でした。
人形の家はもちろんイプセンの戯曲からの
ヒントでしょうけど、
色褪せた恋の歌にピッタリのイメージですね。
あなたの恋は色褪せていませんか?
「燃え上がる愛しさほど、焼け跡は悲惨で…
灰になった恋心、残り火に積もる」
大黒姐さんの秀逸なフレーズ。
まさに!!ですよね~。
昭和生まれの私は、たくさんの
【気持ちを代弁してくれる歌がいっぱい
あって】幸せだわ!!
心の抽斗(ひきだし)に詰まってる。
日常のどんなシーンにも対応してしまう。
昨夜は雨の中、運転していたわけですが、
「心の隙間に、優しい雨が降る
疲れた背中を、そっと湿らせてく」
「ドライバーズ・シートまで
横なぐりの雨、ワイパーきかない夜の
ハリケーン」
☔️レイニー・ブルーもいいわね。
三善英史もあるわよ~
などなど…
あなたが今もし?失恋で辛ければ、
既存の歌のフレーズに癒されてみるのがいい。
歌のほとんどが恋愛ソングなのです。それは、
人類が愛や恋をとても大切に思っている
証拠だと思います。
👼天使もね
占いも、カタチは様々ですが、恋愛相談が
大半を占めているのです。
あら、占いと占める、同字(おなじ)だわ。
なんでかしら?
ふと思う私。
若かりし頃に耳にした歌は、私の経験と
共に熟成され、カラオケ画面に映る役者より
もっといい芝居しています。心の中で。
とても支離滅裂なブログになっているのは
百も承知ですが、たまにはいいか。
MICOちゃんの人形の家をご存知の方に
説明は要らないですが、ご存知ない方々は
是非、その世界観を知っていただきたいと
思います。
愛し過ぎて、嫌われて、置き去りにされた
心と体。
いつしか彼女は埃にまみれた
アンティークドールになって、途方にくれる。
「私は、あなたに命をあずけた…」
のですから、「あなた」の居ない今、
彼女の存在価値はどこにもないわけです。
なんて切ない、そして、なんて美しい純愛。
今どき、こんな一途な恋ってあるかしら?
それこそ、もはやアンティーク・ラブやね。
私は伊藤咲子(サッコ)の乙女のワルツは
大好きです。カラオケで何百回歌ったことでしょう。
こちらも純愛。
何も始まっていない恋だから、切ないし、
辛いのよ。😭
「駅のホームのはずれから、そっと別れをいって
それで愛が悲しく、消えてしまった…」
【はずれ】だから涙が込み上げて来るのね。
こんな私が、あの人にふり向いて貰えるはず
ないのに、バカね、好きになったりして、
こんな私が、愛されるわけないじゃない。
私は、カモメ、ひとりで空を行くのがお似合い…
ってなるのよね。
そうやって心を慰めながら、これからも
生きて行くわ。
歌は神様がくださった最高の癒しだと
気づけば、
カラオケ行きたくなるでしょう。