ごめんね

何れは貴方のことを裏切らなくちゃならなくなる・・

ごめんね


BJ、ごめん



~ごめんね。~



こんなに私のことを愛してくれているのに

私は他の人を見ていた


少しずつ忘れていってる

けれどやっぱり


ミツキの事が大好きで


それだけで私は貴方のことを裏切り始めていた

こんなに私のことを愛してくれているのに

私はミツキのことを見ている


その暖かくて大きな手から

愛情が痛いほど伝わってくる


『愛してるよ』と耳元で優しくささやいて

私の首元に頭をうずめる


「リオも・・大好き。」


(ウソ)


大好きだよ」


(ごめんね。)


そうしたら彼はそっと微笑む

また、私の手をとって


黙って歩くこの長い道


すっごく幸せなはずなのに

心が痛いよ・・


ごめん・・ね。



涙がポロリと一粒落ちた