おくればせながら
ペコロスの母に会いに行くとペコロス母の玉手箱を読みました。
書店に行くと ベストセラーの 棚に長期的あるな~ぐらいにしか思ってなかったのですが
手にとってみて 介護や認知症をテーマにしたマンガなのだと知りました。
私は介護をしたことはないけど
そういう視点になるのだなぁと 率直に思いました。
過去の話をまるで今のことのように話す件、
違う時間軸に当事者は行っているのだ。
というとらえ方は
なんだか胸がきゅんとしました。
わからないのではなく 違う時間に行っている…
他界した祖父のことを思い出しました。
植物が大好きで庭にたくさんの草花や盆栽があって
植物園の管理をしていた祖父。
盆栽年鑑に載っていたというのを高校のときの先生に聞くまでは ただの趣味で盆栽をしているぐらいと思っていたので驚いた記憶があります。
そういえば近隣の学校の卒業式の時に
ツツジ?か何かの盆栽をよく貸し出ししていたな~
小学生の頃、寡黙な祖父が植物園で作業している様子を見るのが大好きでした。
晩年 記憶がおぼろげになっていった祖父と祖母が突然ケンカをはじめたことがありました。
『自分の不在に違う男性と親しくしていた』と言い出す祖父。
『一体いつの話をしているのか』と怒り出す祖母。
若かりし頃にあったヤキモチの時間軸に祖父は行っているようでした。
新婚当初、大地震があった時に 祖母より付き合いの長い盆栽を倒れないように祖母そっちのけで支えにいったことを
『あたしじゃなく盆栽を助けに行ったのよ~!』と ご立腹気味に孫の私に話したことがあった祖母。
寡黙な祖父の思いがけないヤキモチに
『もうっ何十年前の話してるのよ!ぼけちゃってやだわ~。』
怒っているのかなと最初は思っていたけど 言葉とは裏腹に
嬉しそうな表情の祖母を かわいいなぁと思いました。
途中から 二人で新婚時代の時間軸に きっと 移動したのですね。
ペコロスさんの本を読んで 祖父と祖母のエピソードを 新たに 素敵だと思えました~。