こんにちは 清水ゆみこです。


数回に分けて書いています。



「母であり仕事をすること」 


その2です。

そう、、、やっと就いた仕事だったんです。

移民を受け入れているカナダは移民が先ず語学を学べる様にと作られた学校があります。

そこで上級まで行った人は

1、現地の学校へ行くためにTOEFLのコースに行ったり

2、COOPというボランティアで提携している会社で数週間働かせてもらえるコースに進んだり

3、そのまま上級に残って勉強を続けたり

4、家業や外でそのまま働きに行ったり



する人たちがいます。



私はCOOPを選んで申し込み、会社のリストも見せてもらい、第三希望まで記入して、、、、

待てども待てども返事がこない。


事務所に行って確認すると私の登録がキャンセルされてました。


えぇ、キャンセルされてましたとも!





カナダへ移民としてやってくる人たちは色んな理由でやってきます。

母国が戦争の為避難民としてやってきたり

母国では貧しくて同じだけ働いても全く潤わない、だからカナダに親類を頼ってきていたり


死活問題です。


中には母国ではドクターだった人

IT企業や一流企業でバリバリ働いていた人たちも沢山います。

でもカナダは英語とフランス語が公用語の国。

言葉が出来なければ、その国の、その州の資格がなければなれない職業も沢山あります。

その中で「カナダ人と結婚して移民になりました」と伝えた私は、ある国の先生から毎日学校でハラスメントを受けていました。

正式には彼女の夫が私の夫が働く会社のジムのトレーナーとして雇われたのにジムを閉じる事になり解雇されてしまった時から。

あんなに「旦那同士が同じ会社なのね」と仲良くしてくれてたのに。

彼女が言った言葉は「あなたの旦那様はいいわね。カナダ人だから解雇されない。私の夫は移民だから最初に解雇された」と。


移民が理由で解雇されるなんて事は先ずないし、私の夫と彼女の夫は職種が全く違っただけなのですが、、


始まりましたよ、授業中のハラスメントが。


「私たちは仕方なく国を追われたけれど、ゆみこはLoveのために来たしね。そしてこうして毎日英語習いに来てお気楽よね」と言われたり。

お気楽どころか毎日めっちゃ勉強してたんですけど。。。



「今度ゆみこが中国と日本の戦争についてプレゼンテーションをしてくれます」とクラスが終わる直前に発表されたり。


そんな事一言も一言も言ってないんですけど?

それもこの中国の方達が沢山いるクラスでですか???

そんな繊細な話題を?

この私が?

この英語力で?

いやいや、無理ですから。



まぁ、毎日ネチネチと色んな事を言われ続けました。

それでもやめなかったのは、このCOOPプログラムに入るため。

カナダで働いた事がない上にカナダの学校も出ていない私はどこかで仕事の経験を作る必要があったのです。

そこでボランティアででも働けたら履歴書に書く事ができる。

そしてそれを元に他も当たれるかもしれない。

その為に頑張って毎日学校に行っていました。

幸いクラスメイトたちはいい人達ばかりで「何故ゆみこばかりあんなにターゲットにされているんだ?」とかばってくれる動きが出ていて、又それが先生の怒りに触れる。

その結果、私が又やり玉にあげられる(笑)

負のループが。。。



レジやレストランのウエイトレスだったら、仕事はすぐにあったかもしれません。

レジやウエイトレスがダメだというのでは無いのです。

それが私の一番やりたい仕事であれば迷いもなくそこに行くけれど、他のクラスメイトたちの様に私にも今までやってきた職種というものがある。

じゃ、先ず履歴書を持っていく所はスーパーでもレストランでもないでしょ?

でもね、何の後ろ盾もないのだったら、こんなプログラムを使わせてもらうのが一番スムーズに経験が出来る。

やっと上級が終わってCOOPに申し込める!と名前を書いたのに、、、






申し込んだ日、事務所から出てきた私に先生が「どうしたの?あら、あのプログラムに申し込んだの?」とニッコリ笑ってきた時、

「今日は機嫌がいいな」位しか思わなかった私が浅はかだったよ。

あれはニッコリじゃなくてニヤリだったんだね。


そしてキャンセルされた事が分かり、その回の分が既に満席になっている事も分かり、授業を終えた先生に会いに行きました。

そこで放たれた言葉


「だってあなた働く必要ないんでしょ?旦那はカナダ人なんだから」


英語が話せない事に、

自分の気持ちをきちんと吐き出せるスキルがなかった事に

これほど悔しく怒り狂った日はありませんでした。





つづく