Tyhoon | 163

Tyhoon

海に入るようになって、変わったもの。


① 波の見方と知識

② 天気予報の見方と知識

③ 自然の素晴らしさと厳しさ


今、太平洋上に2つの台風があって、進路と大きさから、海はクローズと確信していた昨日の朝。

動機不順で日本に長期滞在しているSweden人からメールが入る。


 「今朝、サーフィンしたんだぁ。 午後から入るけど、一緒にどう?」


ぬぅぁぁにぃぃぃおぉぉぉっ!

誰様に向かって、こんな口を叩くんじゃ。

っつーか、今の波はマジ危険だっつーの。


「危険だから私は入らんよ。」と、電話したら、「なんで危険なの? 台風だもん、良い波でしょ。 俺たちは入るよ。 波をみて決めたら?」


と、超・ど素人の返事・・・。 


こういうやつが、訳も分からず海に入って、流されて翌日の新聞に載るんだ。。。


私もまだまだ・まだまだ・まだまだ下手っぴだが、海の怖さは十分に知っている。

(過去に海水浴客を1人救助した時、ホントに死んじゃったって思った。その後、海が怖くなって入れなくなった時期がある。)


奴らだけでは、何をするか分からん。(海水浴が出来ない寒い国・Swedenと、何もかもが自由な国・U.S.から来てる奴らだし。)


どんな風にダメなのかを理解させる為に、待ち合わせしたポイントへ。

案の定、「早く入ろうっ♪」と、子犬のように待っていた。。。


私: 「今は台風が来ているから、週末まではどこの海も入れないよ。」

子犬たち: 「えぇぇー。他のビーチ行ってみようよぉ。他なら大丈夫なんじゃない?」

私: 「・・・。 台風の場合は、どこも同じ。入れるポイントがあったとしても、君たちには無理。」

子犬たち: 「行くだけ行ってみようよぉ。」

私: 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

    よし、分かった。でも、そこがダメなら他もダメだから、今日は無理だよ。」

子犬たち: 「ワーーイ!」


と、30分ほど南下して別のポイントへ。 


  やっぱりクローズ。


私: 「ね。 どこもダメだって言ったでしょ。」

子犬たち: 「じゃ、飯でも食べに行くか! とんかつ!!! 決まりっ!」

私: 「・・・。 私は小さいのにするよ。。。 (着いていくしかないような気がした。) 」


結果、波乗りはせずご飯を食べることに。


ご飯を食べながら、なんで急にSurfingをすることにしたのかを聞いてみた。

子犬1号(US) : 夏休みだから。 Vacation気分を味わいたい。

子犬2号(SWE) : 1号に誘われたから。 いわきに居るならやってみたかった。


。。。ま、動機はそれぞれなので 良いんですが・・・・。


子犬2号に至っては、流石に誘われたからって言うだけあって何も知らない。

「ロングとショートって何が違うの?」 「どうして違うの?」 「俺はどっちが良いの?」


・・・・・・・・・・・。 


もうちょっと、勉強してから私を波乗りに誘ってください。。。。