このシリーズも気づけば第4弾になってきました。
伝えたいことが多すぎてなかなかまとめられないのでもう少しお付き合いください(・・。)ゞ
今回は腸に良い栄養素・セルフチェックについて。
前回までのお話は下記にて。
・腸もみされた結果はこちら「腸からの健康美①」
・小腸・大腸の役割とぽっこりお腹の原因についてはこちら「腸からの健康美②」
・腸もみのやり方についてはこちら「腸からの健康美③」
さて、冒頭にお伝えします。
腸に必要な栄養素、それはズバリ食物繊維です
昔は食べ物のカスとして必要でないと思われていたときもありましたが、
今は第6の栄養素と言われるくらい重要視されている、腸のお掃除屋さんです
(ちなみに5大栄養素はタンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)
食物繊維じゃなくて乳酸菌は?と思う方もいるかもしれません。
「腸からの健康美③」 でもお伝えしたように、
汚れが残っている状態では良いものと悪いものがぶつかってガスが発生してお腹が張ってしまいます。
食物繊維は悪玉菌や有害物質を減らす働きもあります。
お部屋にインテリアを飾る前にまずはお掃除が大切です。
そこから良い菌を入れていきましょう。
1971年にはイギリスの博士が『食物繊維の摂取量が少ないと大腸ガンのリスクが高まる』とガンと食物繊維の関係を明らかにしました。
覚えてますか?
女性のガン死亡率第1位・男性の第3位は大腸ガンです((゚m゚;)
日本でも大麦などの雑穀や根菜、いも類などが食べられていましたが、
食の欧米化に伴い食物繊維の摂取量が60年で約半分になってしまいました
辻 啓介ら:日本家政学会誌, 45(12), 1079, 1994
国民栄養調査、国民健康・栄養調査
日本人は白米で食物繊維を摂取する傾向にありました。
が、知っての通りパンや小麦食が増えお米を食べる機会って少なくなりましたね。
私も前はパン大好きだったので5kgのお米がなかなか消費できませんでした
食物繊維の目標量は、18歳以上では1日あたり男性19g以上、女性17g以上とされています。
しかし、現代人の食物繊維摂取量は調査結果では以下のようになっています。
出典:平成20年 国民健康・栄養調査結果の概要より
摂取量に達しているのは60~69歳の女性のみ(*_*)
グラフで見るといかに10代から40代の摂取量が少ないかわかりますね。
ここで今の自分の腸が汚れているか以下でセルフチェック
1.毎朝、起きたらコップ1杯の水を取っている。
2.週に2回以上、20分以上の運動をしている。
3.夕食から寝るまでに3時間以上の時間が空いている。
4.睡眠時間が6時間以上取れている。
5.便は黄色からやや茶色く、水洗トイレに浮く。
6.1日の水分量(水やノンカフェインの飲み物)は1.5リットル以上だ。
当てはまるものが4つ以下の人は腸が汚れている可能性大
特に食物繊維が不足しているかどうかは便で判断できます。
5のような便がバナナくらいの大きさで1日1~2回出ることが理想です。
便のうち80%は水分、残り20%に食べカスや腸内細菌、不要になった腸粘膜が含まれています。
そのため、
便秘の方・便が硬い方は水分・水溶性食物繊維を多く摂りましょう。
下痢の方は不溶性食物繊維・腸内細菌を増やすものを多く摂りましょう。
便が細い方は不溶性食物繊維・腸内細菌を増やすものを多く摂りましょう。
…水溶性?不溶性?
そう、食物繊維にも種類があるのです。
今回も長くなってきたのでここまで。
次回は食物繊維の種類について。
腸のシリーズ、もう少しお付き合いくだされば幸いです
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