修正工事 2回目 | シエルクリニック院長ブログ

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正しい美容外科の知識を紹介します。



美容外科手術を受けられて結果が思わしくなく悩んでいらっしゃる方に別の角度からアドバイスをしたいと思います。

 


シエルクリニック院長ブログ-シエルクリニック 当院は昨年の7月に新装工事をして移転したばかりですが、多岐にわたる手抜き工事のため、一年も経たないうちに大規模な改修工事をするはめになりました。

 

今年の4月にまず急を要する空調、換気設備の大幅な入れ換え工事を行いました。

 

詳しい経過は
http://ameblo.jp/ciel-cl/entry-11520546350.html


今回は電気設備の改修工事を6月中旬に行いました。

何日か停電になり、電話も通じなくなり、患者様にもご迷惑をおかけしました。
移転してきた当初から廊下の床下点検口の下に廃品のようなブレーカーボックスがあるのは知っていましたが、どうみても、おがくずだらけで、いらなくなって床下に置き去りにされているのだと思い、気にもしていませんでしたが、今年の1月になんとそれが実際に電気が流れている事を発見しました。


 

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点検口よりブレーカーボックスの方が大きいので、フタも開けられません。

何とかすき間からのぞくと、ブレーカー自体もおがくずまみれになっています。クリニックなので一般家庭(30~40A)よりも大幅に容量が大きく200Aのブレーカーが床下の排水管のすぐ横に置かれているのです。

 

 




 

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もし、排水管から水漏れした場合は一瞬で漏電して停電し手術中であれば大変な事になってしまいますし、最悪火災になる可能性もあります。また水漏れしなくても、たまっているおがくずに湿気がたまり、数年のうちに漏電し同様の事が起きるする可能性もあります。

 

手術を行うクリニックにおいてはこんな工事はありえません。

 

本来は天井裏に持っていくはずだったのを、電源ケーブルが1メートル足りなかったがために、延長する手間、費用を省くために床下に無断で押しこんでしまったのです。

 


本当に申し訳ないので、やり直しをさせてほしいと、工事を請け負った業者の方(大手医療機器メーカー)は言っています。

 


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さて、前回と同様、この工事を誰にやってもらうかが問題です。

 

 

前回は難易度がかなり高い工事だったので、一度失敗した業者にはとうてい無理だと判断し、別の業者の方にお願いしました。



 

 

 

シエルクリニック院長ブログ 今回も別の業者の方にお願いしたほうが確実ですが、工事費用の問題もあります。


 

美容外科手術を受けて上手くいかず、再手術をどこで受けようかと考えていらっしゃる方も、同じように費用の事で悩んでいらっしゃると思います。



 

同じクリニックでやり直してもらったら費用はかからないが、本当に治るのだろうか?別のクリニックで手術をしたいが、新たに費用もかかるし・・・・・・

 

 

今回は難しい工事ではなかったので、元の業者の方にお願いしました。

 

ただし、まともに工事を行うとは限りませんので(今までの経緯から考えて、また手抜き工事をする可能性が高い)、

工事の監理(工事が予定どおり正しく行われているかを第3者が立ち入り管理を行うこと)を別の業者の方にお願いしました。


 

結果、ブレーカーボックスは床下から天井裏に移設され、電源ケーブルやジョイント、防火区画貫通処理等、要所をしっかり管理していただき工事は無事終了しました。

 

医療の現場では今回のように第3者が手術や治療の管理を行うことはできませんので、医師を信頼して手術をお願いするしかありません。

 

手抜きや失敗のない手術をしてくれる医師を自分で見つけなければ、特に修正手術はうまくいきません。

最近は情報が氾濫していますので、何が正しい情報かを判断できる知識を身につける必要があります。

 

大変な事ですが、努力すれば知識は得られます。

 

治そうと本気で努力すれば必ず報われるものです。