痛みで目覚める日がある


痺れが強くて

思うように動けない日もある


私は

慢性炎症性脱髄性多発神経炎

という難病になってから

“普通に働くこと”の難しさを知りました


職場で迷惑をかけていないかな

ちゃんと役に立てているかな

私なんていない方がいいんじゃないかな


痛みが続くと

身体だけじゃなく

心まで弱っていく


健康だった頃は

“動けること”を前提に生きていた


でも今は、

できないことが増えるたびに

自信をなくしそうになる


それでも

光はありました


外食をした時のこと


旦那さんが

アルコールを飲めるようになったんです


以前は

私が運転できなかったから

外食してもお酒は我慢していました


でも今は

私が運転を再開したことで


「今日は飲もうかな」って

嬉しそうにお酒を頼む姿を見られた


たぶん、

誰かから見たら

本当に些細なこと


でも、

私にはすごく幸せだった


“またできるようになったこと”がある


それが、

涙が出そうなくらい嬉しい


病気になる前なら

気づけなかった幸せかもしれない


家族で外食できること。

誰かが安心してお酒を飲めること


そんな日常が

今の私には宝物みたいなんです


もちろん

痛みは消えていない


不安になる夜もある


それでも、

痛みのある人生の中にも

ちゃんと光はあった


全部を失ったわけじゃなかった


むしろ、

失ったからこそ見えた幸せもある


だから私は

これからも小さな幸せを大事にしたい


大きな奇跡じゃなくていい


「今日はちょっと嬉しかった」


そんな日を、

ひとつずつ集めながら

生きていきたい



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