
“Sentimental Avenue"
1.Sentimental Morning
from “Obsession" by Malta [as] (1988.5.11)
2.Sentimental Avenue
from “Euphony" by Casiopea [eg] (1988.4.25)
3.Avenue
from “Avenue of Entertainment" by 堀井勝美プロジェクト [as] (1987.9.21)
4.Romantic City
from “New-s" by T-Square [ss:本田雅人] (1991.4.21)
5.Woman In The Isle
from “いたずら天使" by 日向敏文 [ag] (1990.9.10)
6.下り車線
from “Blue Days" by 中崎英也 [key] (1993.2.25)
7.Just One of Those Things
from “北京の秋" by 清水靖晃 [original:Core Porter] [ts] (1935/1983)
8.Taxi Driver
from “Gypsy Planet" by 古村敏比古 [original:Bernard Harrmann] [as] (1976/1991.9.21)
9.Sometimes I'm Blue
from “チョーク色のピープル" by 島 健 [pf] (1988.9.21)
10.路面電車
from “「キッチン」サウンドトラック" by 野力奏一 [key] (1989.11.1)
11.The 9th Moon
from “Dolphin" by 井上 鑑 Acoustic Meeting [key] (1991.6.5)
12.Manhattan Story
from “Pretender" by 久石 譲 featuring Steve Elson [as] (1989.9.21)
13.EL SEVEN
from “EL SEVEN" by 伊東たけし [as] (1985.11.21)
14.Winter Daybreak
from “Kisses On The Wind" by East Bounce [as] (1993.6.25)
15.Brightest Moon
from “Moonlight" by Sidevision [key] (1988.5.21)
16.Park
from “Interior" by Interior [key] (1982.10.21)
このコンピレーションは以前「Seaside Drivin'」というコンピレーションがあり、
これはその第2弾です。
この「Seaside Drivin'」のコンセプトはフュージョンと言えば"夏"のイメージなので、
それじゃなくて秋・冬にも合うものが出来ないかと思い、
曲を集め出したのですが、
どうしても夏寄りの秋、春寄りの冬になってしまって、
うまく表現できていませんでした。
それで今回、リベンジということで、
第2弾の作成と相成ったわけでありますが、
冒頭3曲(「Sentimental Morning」「Sentimental Avenue」「Avenue」)は、
「Seaside Drivin'」を作る前からアイディアとしてあって、
特に「Sentimental Morning」は霧が立ちこめ、
少し肌寒くなってきた秋の朝にピッタリだと思い、
これを核として、一気に曲を並べていきました。
そして中盤の"大人の雰囲気"を醸し出している、
⑥「下り車線」⑦「Just One of Those Things」⑧「Taxi Driver」。
それではちょっとこの3曲について。
⑥「下り車線」は爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」、
アン・ルイスの「WOMAN」、小柳ゆきの「あなたのキスを数えましょう」の
作曲者として知られる中崎英也さんのオリジナル・アルバムから。
他人に提供したヒット曲を原作者自らやっているのではなく、
全曲新曲でしかも全曲インストのアルバムというのに、
魅力を感じて購入しました。
その中に入っていた1曲。何気に5拍子。
⑦「Just One of Those Things」は、
コール・ポーター作のスタンダードを大人っぽいサックスと言えばこの人、
清水靖晃さんの1983年の名盤「北京の秋」から。
全編にフィーチャーされた金子飛鳥の流麗なストリングスが非常に美しく、
その合間を縫って奏でられる坂本龍一のピアノ、
それに一人で多重録音されたサックスの音色、
達郎さんの「On The Street Corner」のサックス版のような趣。
ジャズアルバムは数多ありますが、
私の中では必ず上位に来る名盤であります。
⑧「Taxi Driver」は、浜田省吾さんのバンドのサックス・プレイヤー、
古村敏比古さんのリーダー・アルバムより。
曲は1976年のロバート・デ・ニーロ主演の映画「Taxi Driver」のテーマで、
作曲は「北北西に進路を取れ」や「サイコ」のバーナード・ハーマン。
ライナーにも書きました通り、街なかで車を走らせている感じが、
「Taxi Driver」のシーンにもあって印象が深いので、
ここにふさわしいと思い収録しました。いかがだったでしょうか。
しかし最初から順に思い付いたまま選曲してしまったので、
こういうやり方は推敲が足りなかったりして後悔するきらいはあるのですが、
無駄な抵抗かもしれませんが、
すごくインパクトの弱い曲が並んでしまったので、
最後にアップテンポの曲でちょっと盛り上げて終わっていたのが、
やはり唐突感がぬぐえなかったので、
最後の曲はインテリアの「Park」に差し替えました。
なので、かなり大人しい終わり方になってしまいましたが、
冬の昼下がりの公園でボーっとしている感じがあって、
こっちの方が"冬感"が出ていいかなと思った次第でございます。
(オマケにニューヨークのセントラル・パークの素材音源があったので収録)
そして今回のブックレットは河田久雄さんの絵です。
河田さんの絵は風景画ですが、鈴木英人さんより写実的、
永井"Penguin"博さんほど夏向きではないです。
ということは今回の企画にピッタリと思い、表紙に据えました。
河田さんの作品は、街なかの風景を切り取った作品が多く、
このコンピレーションの中盤、⑥「下り車線」から⑫「Manhattan Story」は、
まさに街なかを用事で車を走らせているような、
普通の日常を表現したつもりなので、
特に河田さんの絵がよく合っているのではないかと思います。
と、なんだか小ざかしいことをホザいてはおりますが、
そんなことは気にせず"普段使い"(聞き流し)していただくことが、
このコンピレーションには合っているかなと思っております。