字の矯正。


相変わらずひらがなをこちこち書いており、

少しずつうまくなってきた。


ただ書いてるだけじゃだめだと思い、

自分の「字を書く」というスタンスにとある

改革を起こしてみた。




ペンの持ち方を変えたのである。




これまでの持ち方は、見た目は普通やけど

実はめっちゃ力が入ってすぐに指が痛くなってた。


どうやって受験戦ってきたんやってくらい。



んで、ガチガチの筆圧でぐりぐりの

汚い丸文字を書いていた。


自分の字が嫌いだから、書くことが嫌いだった。





ペンの持ち方を、やわらかく握るように変えてみた。




初めは力がうまく入らず、ふにゃふにゃに

よじれた力の弱い線しか書けない・・・。



こりゃだめだ、力が入らない。

元に戻すか・・・


そう思ったとき。



同時にこう思った。




ちょっと待て。




・・・2、3日経てば、力の

入れ方が分かって、

いい感じになるんじゃないか?






その通りだった。


数日書き続けると、手がコツをつかんで筆圧が

しっかり加わってきた。

手にそんなに力を入れずとも、伸びやかに線を

描けるペンの持ち方を手に入れたのだった。



すげぃ!


きれいな型で紙の上に産み落とされる文字。

疲れない指。


書くことが楽しい!






ランニングでもそうだった。



字の矯正でもそうなんだな。



誰しもが「ここで行き止まりだ」と思うその壁の

向こう側に、新しい世界が広がっている。


「その向こう」があるはずだ、と

念じ続ける者だけが、勝つ。






何だってそうなんだな・・・・。





俺は勝つ。



1年後、きれいな字を手に入れる。




絶対に。