あー…


月末に本社のお偉いさんがくるから今宵は良さげなスナックを発掘するぞといって俺ら駆り出されたのに…



上司、結局そこらへんのラウンジに入ろうとか言い出すし!
なんでや!


はー全く意味ない…


ド金髪の二十歳の女の子達に面白がって乳首と勃起とセックスの話を延々として盛り上がったと自己満足して1時間で6000円かそこら払って帰る…



なんですか…この時間…



なんですか…あなたたち…



なんなんですか…







帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたいと呪文のように心で唱えていました。





実は最初は、先輩の知ってる嬢が勤め始めたというスナックを訪ねたんやけど、
出てきたコが多分フィリピーナ?で。

上司が、ちょっと…他行こかとなった。





なんでや!


別いいやん!


歌→英会話→歌→英会話といくチャンスやったのに!!


腹立つー。



とにかくあの
話も通じんガキどもにオッサンらがセックスの話題を振ってケラケラ笑ってる異様な空間はもう嫌だ。




狂ってる。









そしてオレは今夜も歌ってない!

歌ってないよ!

歌いたいよ!

もうカラオケでいいやん!