こんにちは。
今日は久しぶりにフランス語の諺です。
テーマは”生き物”を使った表現。
まずは「ハチを飼う」
Avoir le bourdon
意味:寂しいこと、元気がないこと
気が滅入る
le bourdon
マルハナバチ(ミツバチ科)
なぜハチを飼うことが寂しいのか?
調査が必要な案件です。
(わかれば追記しますが・・)
お次はブタちゃん!
Copaoms comme cochons.
ブタのように仲がいい
意味:非常に仲がいい
なぜに仲が良いことをブタに例えるのか???
ということでざっくり調べてみたら
It has been proposed that older words like soçon (“friend”) (or a variation such as the 19th century Parisian chochon) or cosson (“merchant”) might have been altered into a more common word when they fell out of use.
昔は「友達」の意味で使われていた単語 soçon
(or chochon,cosson)がcochonに置き換わっていったようです。
こちらから抜粋しました。
ここからはフランス映画の視聴メモです
昨日も少し触れた
ドラマ「きのう何食べた?」では
男性の同性愛カップルが織りなすストーリー。
どちらかと言えばほのぼのするところもあるのですが
もちろん色々と自分だけでなく
家族や周りの人達との価値観のすり合わせ、
理解を深めてもらうまでの葛藤もあります。
最近は同性愛カップルを描いたものも数多くありますが
(主要な人物でなくても必ず存在していたりしますね)
今回見たのはシニアの女性カップルの映画。
「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」です。
原題:Deux (2019)
スト―リー:ネタバレまあまあ
南仏モンペリエのアパートで隣人として暮らすニナとマドレーヌ。
近くに娘や孫がいるマドレーヌと独身を謳歌しているニナ
彼女たちはただの隣人ではなく長年の恋人関係。
ニナはアパートを売って二人でイタリアに移住しようと計画をする。
そのためにはマドレーヌは家族にカミングアウトしなければならない。
なかなか言い出せないマドレーヌ。
とっくに家族の許可を得ているものだと思ったニナは
マドレーヌと大喧嘩してしまう。
翌朝、マドレーヌは脳卒中で倒れニナが発見し
一命を取り留めるが後遺症で話すことも自力で歩くこともできない状態に。
母のマドレーヌを救ってくれたと
娘のアンナには感謝されるも
専属の介護士を雇ったため
今までのように部屋を行き来できなくなるニナ。
それでも二人の愛は強く、
ニナは介護士を丸め込んだり(←表現が悪くてすいません)
クビにして自分がマドレーヌの世話がれきるよう画策。
娘のアンナもそう選択するものの
ある日母親とニナの関係を知ってしまい・・
家族によって引き裂かれてしまいますが
二人の愛は強く。
言葉を話せないマドレーヌが
施設からニナに電話するシーン。
どれだけの力を振り絞ったのかと思うと涙してしまいました。
もう一本は
若い世代が主役。
同性愛だけでないので
群像劇というのでしょうか。
ジャック・オディアールの
「パリ13区」も観ました。
モノクロの映画がおしゃれ。
ストーリーは
奔放なアジア系の女の子が中心でしたが
多様性がテーマなのか?
アジア系のエミリーと
ルームメイトになったアフリカ系のカミーユ。
法律の勉強をしにソルボンヌにきたのに
ウェブ系のセックスワーカーの有名ポルノスターと勘違いされ
学校で嫌がらせ極度の冷やかしを受けてしまう女性ノラなど
ざっくり言えば多様性の時代ということで。
演じているのはの「燃ゆる女の肖像」のノエミ・メルランさん
台湾系フランス人、エミリー役も可愛かったけれど
学校を挫折したノラのピュアなところに惹かれました。
エミリーのルームメイトのカミーユ(男)はずるいんじゃない?
というのが感想です。
では今日はこの辺で。
またお会いしましょう。